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記憶  作者: 半月
76/120

76・悪夢

その頃、ルルスは悪夢にうなされた。

起きることのできぬ夢。

苦しみがともなう闇。

恐れることをせずに受け入れてしまえば・・・・・・屈してしまえばいいのだろうか。

ルルスの様態を心配し、一番はじめに戻ってきたのはセタだった。

ルルスの顔に冷や汗が流れている。

俺は・・・・・・何がしたいんだろう。

何でメイアやルルスを心配してるんだろう。

心配なんかしても対処法なんか分かりはしないのに・・・・・・。

ミョンハクはメイアの扱いがよくわかっていた。

会話を聞いてると俺がまだまだなことを知った。

少し・・・・・・惨めだった。

そっとルルスの顔を額から頬にかけてなでた。

冷や汗が手につく。

眉間に皺が寄っている。

どうしたらいいのかよくわからない・・・・・・。

すぐに洞穴などから飛び出してどうしたらいいのかよくわからないみちをさ迷いはじめた。

・・・・・・よくわからない。

自分という存在自体がよくわからない。

俺は何だ?

英雄に英雄をつぐ家系の息子か?

本当にそれだけが俺か?

一人の英雄としてじゃない自分はどこにいる?

三人のなかに。

仲間のなかにいる?

だが・・・・・・国に帰れば俺は英雄だ。

また・・・・・・一人だ。

見られるのはいつも自分ではなく栄誉。

英雄と名付けられるだけの栄誉。

だから師匠もすごい、さすが英雄と言われると寂しそうにわらった。

俺にはどうして寂しそうに笑うのかが理解できなかった。

すごいといわれてるのだからもっと喜べばいいじゃないかと。

子供だったからこそそう思った。

わからない・・・・・・わからないんだ。

自分の存在が・・・・・・価値が!・・・・・・存在理由が!

ただ立ち止まって木に寄り掛かった。

でも俺は生きなければならない。

死んではいけない。

そうだ・・・・・・自分こそ落ち着こう。

落ち着け、落ち着くんだ。

セタは深呼吸した。


作「今回は短くてすみません。次話にはちゃんと長くなってます(多分)今回のゲストさんはルルスちゃんです。」

ル「どうも。えっと・・・・・・これ、言えばいいんですか?」

作「どうか棒読みはしないでね。」

ル「そんなのしたってしなくたって同じでしょう。」

作「いいから!!さ、お願いします。」

ル「次話、予告。次回作では私が悪夢にうなされています。セタは自分の存在について考え出すようです。英雄と栄誉と単体としての自分で悩むセタにいち早くメイアちゃんが気づくようです。・・・・・・なんですかこれ。」

作「何って、次回予告。」

ル「つまりなんですか?セタとメイアちゃんが上手くいく・・・・・・みたいな・・・・・・そういう流れですか?」

作「ちょ、ちょ。まだ言ってないよ、そこ!」

ル「え?ああ、メイアちゃんは自分の存在をどんどん変えていくようです。」

作「そうそう。」

ル「それとこれと何か関係でも?」

作「あるでしょう次回予告なんだから。」

ル「次回予告作るのヘタですよね。」

作「うっかり言い過ぎたってことがないようにしてるんです!!」

ル「まぁいいでしょう。次回、セタ、メイアの仲間関係が急変!?でした。」

作「ちょ、何勝手に入れて!!」

ぶっ。

次回予告&?コーナー作者の意思と関係なく強制終了されました。

ありがとうございました。

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