49・紅き龍
ルルスはメイアとミョンハクの後をおったが、相手は自分の記憶となった。
「私の魔力と戦うんですか?」
つぶやいてから龍とルルスの間で冷戦が繰り広げられる。
と、とたんにどこか別の場所へとんだ。
「こ、ここは・・・・・・?」
人がたくさんいて、武器をもっている。
だが、龍の姿が見えない。
ルルスはそれでピンと来た。
「ここは現実世界ではなく、幻覚ですね?」
すると、一皮向けるように現実世界にきた。
はずなのに蒼い龍は二体に増えている。
「・・・・・・え?」
ここも幻覚世界なのでしょうか?
あたりを見渡してみる。
そんなことはありませんね。
ミョンハクもメイアちゃんも紅い龍や白蛇と蒼い龍・・・・・・なのに、なぜ蒼い龍だけ二匹いるのでしょう?
幻覚体?
きっとそうですね。
でもどちらが?
二匹とも本物か、一匹は偽物か。
二匹とも偽物か。
もし、私が幻覚を破る数分の間に魔力をつかって二体に別れるかもしくは何かするのだとしたら・・・・・・簡単なのはめくらまし・・・・・・ですわね。
すると確実に一体が近づいてくる。
大変!戸惑っていたら幻覚にやられてしまいますわ!
バチッ!
腕に折れたようなそれに似た痛みが走るとともに龍は消えた。
おそらく接触はしたが消すことはできたといった感じなのだろう。
自分の魔力に自分の魔法は使えませんわね・・・・・・。
ちらりとミョンハクを見てそれを確信する。
すでにミョンハクは炎に囲まれていたからだ。
ルルスは小さく呪文を唱え、火を消した。
「・・・・・・自分の魔力に自分の力で戦っても意味がないでしょう?私たちはメイアちゃんみたいに天を自由には飛べないのですよ?」
「ああ・・・・・・そうだな。」
「私は紅い龍を倒します。ミョンハクは蒼い龍を倒してくださいね。おそらくどちらの龍も力は同等。甘く見てボロボロになって帰ってくるなんてかっこわるいですからちゃんと勝ってくださいね?」
「ああ。」
戦っても決着が付かない。
水が蒸発されてしまいますわね。
いろいろとルルスが作戦を立てていると後ろから声が聞こえた。
「メイア!」
白蛇の方向を見ても特に何もない。
一か八か・・・・・・神に頼ってみましょうか?
丸い決壊が上下にあらわれるとルルスは人差し指と中指を口に当て、息を吹き掛けた。
それは何かの文字となり、やがてすべてが消えると、そこには得体の知れない真っ黒い生物がいて、赤目は銀龍、青目は白龍だとわかった。
だが、戦う前にルルスが力尽き、数秒の時間差で神も紅き龍も消えてしまった。
無事だったミョンハクはルルスをセタのところまで運んでいった。
「おい。こいつも頼んだぞ。」
セタのところでルルスを降ろした。
作「今回のゲストさんは、二回目!セタ君です!!」
セ「この前呼ばれたばっかりな気がするんだが。」
作「はい。呼びましたよ?」
セ「おいおい。」
作「仕方ないでしょう。質問もないし、キャラだって今までのは出しちゃったんだから。」
セ「そんなもんか?」
作「そんなもんです。」
セ「はっきりいいきりやがって・・・・・・。」
作「それより、物凄い怖い一面を見せたルミア君に出会った国でのことですが、ミョンハク君にちゃんと剣、返しました?」
セ「返したよ!つうか、それはお前が書かなかったんだろう!お前のミスじゃないか!」
作「いやぁ、だからここで聞いておけばいいかと・・・・・・。」
セ「おいこら!手抜きすんな!」
作「多少はしないと疲れるんですよ。深読みしようとすればいくらでも深読みできるでしょう?」
セ「まぁな。」
作「ただでさえあの三人には違ったエピソードがあるのにさらにあなたみたいな異世界人がいるじゃないですか。三人がくっついたエピソードや三人の国で起こった歴史、そして三人の裏エピソードや、三人の意味、それにあなたのエピソードや裏エピソード、三人とくっついた意味、理由を加えると考えることは沢山なんです。」
セ「待て待て待て。俺に今、裏エピソードがあるといったか?」
作「そりゃあ人間いろんなものがありますからねぇ。誰にだってあるんじゃない?」
セ「しゃべる気は一切なし・・・・・・か。」
作「言っちゃったらつまんないもん。」
セ「まぁいい。どうせ適当に片付けられんだろ?」
作「さあね。」
セ「さあって。ていうか脇役までいろんな設定つけすぎなんだよ。だからつかれんだろ!?」
作「だって、つけなきゃ他の国との区別付かなくなっちゃいそうだし。」
セ「んなに似てるところばっか書いてんのか?」
作「まぁ基本的には科学発展都市、もしくは魔法が文化として成り立ってる都市ですよ。」
セ「んなのざっくりおわらせっちまえ。」
作「だからね、みんなのエピソードや性格を入れると、とてもじゃないけど短くはならないのよ?」
セ「ふぅん。」
作「うんじゃぁ今回はここまで。だんだん雑談化してきてるけど、どうぞここまで読んでくれている皆さんもキャラや世界に関する質問があったらどしどし聞いちゃってくださいね☆お待ちしております。」
・・・・・・本当にただの雑談でしたが、ここまで読んでくださった皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。