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記憶  作者: 半月
48/120

48・蒼き龍

ミョンハクはメイアが白蛇に突撃していったことに戸惑いを隠せなかったが、すぐ冷静さを取り戻し、紅い龍のもとへ戦いを挑みにいった。

雷を呼び寄せても、炎をつかっても自分の魔力で暴走してるものゆえにまったくもってきかないどころか、龍ににらまれ、自分のまわりを炎に包まれてしまった。

サァッ!

そのときだ。雨がふりはじめ、ミョンハクは丸焼きにならずにすんだ。

そこにはいきを切らせたルルスがたっていた。

「・・・・・・自分の魔力に自分の力で戦っても意味がないでしょう?私たちはメイアちゃんみたいに天を自由には飛べないのですよ?」

「ああ・・・・・・そうだな。」

「私は紅い龍を倒します。ミョンハクは蒼い龍を倒してくださいね。おそらくどちらの龍も力は同等。甘く見てボロボロになって帰ってくるなんて、かっこわるいですから、ちゃんと勝ってくださいね?」

「ああ。」

そういって別れるとミョンハクは蒼い龍に立ち向かい、剣を出すと作戦を練った。

その間にも龍はどんどん近づいてくる。

炎は水に弱く、水は木との相性がいい。

なら、木属性も火属性も使えない。

風はあいつのもとの魔力の主。

龍は数センチ単位に近くにいた。

くそっ!一か八かだ!

とたんにミョンハクは吹っ飛ばされ、龍は上に。

ミョンハクは地面で少々引きずられた。

とたんに雨が降ってきた。

ぶつかってきたときに龍の顔面に炎をつけたからだ。

遠距離からは火を消されても近距離ならもろに攻撃を受ける。

そして龍は消火活動をおこなったわけだ。

ミョンハクはニヤリと笑った。

「かかったな?」

ある呪文を空中に書き連ね、剣を地面に突き刺すと、とたんに雷がなりだす。

雷は地面に落ち、すごい音を上げて火花を散らせる。

大量の電気からできた龍が蒼き龍の前に立ちはだかる。

「雨には不純物が多いだろ?雷をよく通すはずだ。」

そして、その雷が木に直撃すれば水でさえもかき消せないほどの炎へかわる。

ただ。雷龍がいる時点で少し疲れる。

魔力の消耗<体力の消耗。

けど、女よりは体力があるつもりだ。

ぜってぇ倒す!

と、向こうで何かが暴れてる音がした。

ルルスはてこずっているのかと思ってみると、メイアが地面に叩きつけられていた。

「メイアッ!」

俺の声に気付いたルルスがメイアのほうをみるが、メイアが地面に叩きつけられたことは分からなかったらしく、すぐ龍に顔を戻すと戦いはじめた。

くそっ。くそっ!

こっから動けねぇ!

雷龍を呼び寄せた以上、呼び寄せた主体はその場にとどまり、気の荒い雷龍を制御しなければならない。

こうしている間にもメイアは無事でいるのだろうか。

まずい。雷龍の気が。

龍をおろしたときはいつも慎重にと怒られた・・・・・・でも、誰にだ?

俺は一体誰に龍を呼び寄せる方法を教わった?

分からない。

それはまたあとで考えればいい。

神経を少しずつ集中させる。

雨と雷。

雷と炎。

包まれるのは水か炎か。

雷龍と蒼き龍は互いに牙を向きだし、体当たりをしたり、争っていた。

すさまじい音だ。

雷にも負けない爆風、爆音が響く。

体がもつだろうか。

ドオンッ・・・・・・。

次の瞬間、龍が消え、雷龍のいらだちが一気にあがった。

戦う相手がいきなり居なくなったからだ。

雷龍は気性が激しく戦闘用に作られた龍、それをコントロールするのは難しいというのに・・・・・・。

俺は一瞬何が起こったのか分からなかった。


作「はぁい、毎度ながらに始まりました。?コーナーです。今回のゲストさんはおなじみ、ルルスちゃんですよぉ。」

ル「楽しそうですね。」

作「そりゃぁアクセス数とか?あと、以下略:ルの多さとか?色々ありますよ。」

ル「ルーナ、ルウペ、ルミア、あとどなたかいらっしゃいましたっけ?」

作「さぁ?どうだっけねぇ。」

ル「覚えてないんですか?自分で作ったキャラなのに?」

作「一つ一つなんて覚えてられません。なんせあなた方は異世界を旅してるんですよ?」

ル「じゃあ何故再びこの地に呼んだのですか?」

作「そりゃあ一番中途半端に逃げるようにしていなくなったのがこの国だったからですよ。」

ル「本当ですか?国を二度回るのもいいかと思ったからじゃないんですか?」

作「それもあります。だけど、新しい国の設定も頭のどこかにはあったからそっちにしようかこっちにこようか迷った末、こっちにしました。」

ル「ところで、どうして竜と戦うシーンが多いのでしょう?」

作「そりゃぁ、未知なる動きにどう対抗するか、そして何より最近細かい描写がなかった気がするからですね!私自身、ちょっと平和ボケっぽくなっちゃってると思うし。」

ル「だから毎回出てくる世界で悲劇が起こるんですか?」

作「そうです。その通り。」

ル「ひどい人ですね。」

作「だって、国や文化が違えばその国の悲劇も違うでしょ?」

ル「それはそうかもしれませんけど・・・・・・。」

作「それに、ちょっとしたショッキングくらいは慣れておいたほうがいし。」

ル「は?」

作「だからこれ以上の悲劇が待ってるってことで。」

ル「もういいですよ。下手したらメイアちゃんは泣きすぎでおかしくなっちゃいますよ。」

作「だってメイアにないともらわないと、あなたクールドライなんですもの。」

ル「そうゆう設定にしたのはどちら様かしら?」

作「もちろん私でございます。」

ル「大体ミョンハクは何にあんなに意地になってるんですか?」

作「そりゃあ、“今までどおりには行かなくなる”っていう設定だからでしょ。」

ル「はあ?私は無関係に近いのは何故です?」

作「それは、まぁ無関係じゃないんだけど、いろいろあるからだよ。これ以上突っ込まれて推理されるのも怖いからここで終了しまーす。」


ありがとうございました。

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