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記憶  作者: 半月
19/120

19・カード(記憶)の枚数

「私たちは結局・・・・・・なにものなのでしょう?」

「古き言い習わしや新たな予言。そして今も予言とつながっていて今でさえも予言に変わるとするならば・・・・・・私たちがただものじゃないって事だけは分かるよね・・・。」

「てか、俺たちの記憶だろ?記憶は何枚集めれば完璧になるんだよ。一生旅かもしんないんだぜ?」

下手したら死んでも記憶は戻らないかもしれない。

ミョンハクは焦っていた。

なぜなら、やはり村が危ないと思ったからだ。

「このカード一枚がもつ記憶は約半年。つまり、5歳あたりまでの記憶と17歳の誕生日の記憶はありましたから、私の場合はあと残り27枚。ですが、2枚取り戻しましたので25枚となりますね。」

「0歳の記憶はあるの?」

「ええ。過去を振り返り見ることができましたが、やはり5歳から先の記憶はまったくと言ってもいいほど見れませんでした。」

ルルスの持つ鏡に映ったのはおそらくルルスの幼少時代。

だが、確かにたまに砂嵐のようになり見れない部分がしばし多すぎる気がしなくもない。

「おそらく俺も0〜5歳と17歳誕生日の記憶はあるから、ルルスと同じく25枚だ。」

「むぅ。じゃあ私だけ26枚?」

「そうなりますね。25+25+26=76ですから、あと残りすべてを集めるには76枚。もし、その旅のなかでも波長が同じだけのカードがあるとするなら76回以上の旅があると予想されます。間違えなかったとしても旅は短くて一つ2日程ですから、76×2で、152日間。最低でも半年は要します。ですが・・・・・・そんな簡単には行かないでしょうからやはりもっと膨大な月日を要するでしょうね?」

「親って・・・・・・いないと子供って、育たないんだよね?」

「そうですね。」

「なんでだろう。私。お母さん。お父さんって呼んでる記憶はあるのに思い出せないの。それに、兄弟も私・・・・・・いたはずなのに。思い出せない・・・・・・。」

「私も思い出せないんです。」

「俺は覚えてるぞ?」

「いっけない!そんなことより、道それちゃってるよ!」

見ると真っすぐ歩いていたつもりだったがみなよそ見をしていたため、大幅に右へずれ、しかもとても進みが遅かった。

「記憶の件ですが、変なところがいくつかありますわ。儀式の最中、なぜ誰も杯をあげないのでしょう?そのまえにご長老達もいらっしゃいません。いつもならセイ家のご長老と、サントラー家のご長老で誓いを交わし、杯を天にかざしているはずなのですが・・・・・・。」

「そうだよな。幼い頃に残っている記憶では毎年やっていた。なのにいきなりやらないなんて事あるか?」

「あ。ついたよ。」

すたっと下り立ったとたん警報がならされ、剣を突き付けられた。

「誰だっ!」


さて、このあとどうなっちゃうんでしょう?

この小説を書いてからすぐに見てくださる読者様がいらっしゃって私は幸せです・・・・・・。

ありがとうございます。

ほんと、読んでいただけるってことはすばらしいことですね・・・・・・。

ありがとうございます。

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