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鬱になりました  作者: 野分 希緒
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くらくら

シトナイは来なかった、いいね?

いきなりですが前回の事件から私は変わったと思います。

何と言って良いか分かりませんが、お局様をあまり意識しない方向で大切なお小言以外は「あぁ、またか」と思うように努めました。

そして仕事上で何か相談事があればなるべく主任へ、主任がいなければお局様へ相談するという体制をとることにしました。


そう体制を変えたところで付け焼刃、お局様は私ができていないところをどんどん探していき裏へ呼び出してはお説教です。

それも反論せず肯定するのが精神的にダメージはないです。

時折お局様の仕事なのに急に私に回され怒られたりなどありました。


それから夏に入ります。

売り場はお客様はいるので適切な温度で冷房が効いていていいですね。

裏は四十度あるのではないかというくらい蒸し暑い・・・。

従業員の間では熱中症になる人も少なくありませんでした。

そして、私もその一人なのです。


どこの職場にも朝礼はありますでしょうか。

皆様の行っている朝礼が意味のあるものであることを祈ります。

私たちの朝礼は基本指針の復唱とちょっとした業務連絡、そして店長の良くわからない長話。

場所は蒸し暑い裏。

何とか倒れず膝から崩れ落ちるようにして踏ん張りました。

熱中症やばいですね、目の前が真っ暗になって頭がぐらぐらとなって方向感覚がなくなるような感じでした。

ソファに横になり収まるまで水分補給と休憩をいただいたんですが、意識がもうろうとしていて誰が様子を見に来たとか分からなかったです。

それと先輩方に迷惑をかけてしまったことに絶望とまではいきませんが凄く泣いていたそうです。

何とか症状は治まってきましたが気を利かせた他部門の先輩が病院へ行くように上司と話をつけてきてくれたのです。

その人は私が精神的に参っていることにでも気づいたのでしょうか。

「そこの先生に相談したら疲れの取れる漢方薬を出してくれるから安心して準備できるまで休んでてね」

その方の年齢は母ぐらいですかね、もう母のやさしさを思い出してまた泣きました。

それまで「こんな出来損ないな正社員が熱中症で倒れて迷惑かけてごめんなさい」という思考でしたが、もうママ味を感じて泣きました。


そうして休んでいる間も他部門のパートさんたちが様子を見に来てくれ撫でてくれたり、やっぱり精神的に参っているのがバレていて「その部門に若い子一人なんて大変に決まってるわ。頑張ったわね」など激励の言葉をいただきました。

後から聞いたのですが私はずっと「迷惑かけてごめんなさい」と泣きながらうなだれていたようです。車を回すからと先輩の肩を借り外に出たんですが出勤前の一服をしているお局様が!!!!!!!

先輩の「熱中症になったから病院行ってくるのよ」と言ってくれたのでお小言もなし!けど心配の言葉もなし!


お局様とは会話もせず主任の運転で先輩に支えられながら病院へ着くとやっぱり熱中症で点滴を受けました。


点滴後先輩から事情を聴いた先生が漢方薬を処方してくれました。

そして迎えに来た上司からその日と次の日は休養することを言われました。

やったね!


こうして落ち着いた今だからこそパートさん達の言っていたことを整理できているのですが、私のいる部門はどうも性格のきつい人が集まってるやばいところだと噂されていたところだったそうで・・・本当約一年以上よく頑張ったなと思いました。

その言葉でやめようという決心がまた一つできました。


さあ、直談判だ!!

続く・・・

短くてすんません。

頑張って思い出しています。

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