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たった三ヶ月の恋  作者: 布川幽楽
8/12

8話 妹

佐藤実(さとうみのる)

この物語の主人公で余命三ヶ月を宣告された

高校2年生。

ある日石田さとりの妹玲奈に姉を救ってほしい

と頼まれ救うことを決意する。

少々ヘタレな部分がある。


石田さとり

人の心を読むという特殊能力を持った少女。

最初は警戒心を抱いていた実に

次第にその心を開いて行く。

過剰な将棋好き。


石田玲奈(いしだれいな)

石田さとりの妹で実にさとりを救ってほしいと

頼んだ張本人。

まだ彼女の多くは不明。


あの事件があった後僕達は家に足早に帰った。

「散々な目にあったね」

とさとりさんは疲れ切った様子で言ってきた。

「そういえば、急にガチギレしてたけどどうしたの?いつもの実君らしくなかったし」

と続ける様に僕に尋ねてきた。

「あぁあのことねなんで怒ったってまぁ

さとりさんを殴ったあいつを許さなかったのと、

あの女一人守れない男は男じゃないという言葉が

昔から嫌いだったんだよ。

何故なら守りたくても守れない人に失礼だから。

僕もその一人だしさ」

「でも実君私を守ってくれたじゃん!…もうその話は終わり!あぁ思い出しただけで腹立つ」

まぁあんなことは早く水に流した方がいい

お互いにそう思った。

そんなこんなで怒涛のデートは幕を閉じた。






次の日

「やっやばい…」

僕はカレンダーを見て唖然した。

何故ならもう1ヶ月と2週間が経っている。

僕は強いて言うなら喧嘩したことくらいしかない

1ヶ月以上無駄にした…

「はぁ…」

僕は大きなため息を吐いた。

「何?朝からため息なんてついて…

こっちまで気分悪くなるんだけど…」

気づいたら後ろにさとりさんがいた。

「あぁごめんごめん起きてたんださとりさん」

「てかさもう、さんとか君付けやめない?

一応一緒に住んでるわけだしさ

もう呼び捨てでいいんじゃない?

私はもう少なくとも実って呼ぶし実はどっちでもいいけど」

突然の誘いに僕は唖然していた。

「ねぇ!」

さとりさん…いやさとりは無反応の僕にイラついたのか大声で呼んだ。

「あっうんわかったじゃぁこれからさとりって呼ぶね」

「まぁ親近感が湧いていいんじゃない?」

さとりはにっこりと笑って言った。

「あのさ」

「ん?」

「今日妹のお見舞いに行くけど実も行かない?

会ったことあるんでしょ?せっかくだしさ」

妹…あぁ玲奈ちゃんのことかと思い。

「あぁいいよ行こうか」

「じゃぁ学校終わったら駅待ち合わせで!」

「うぃ〜」

その後僕達は学校へ向かった。




僕は学校が終わったらすぐ駅へ向かった。

「お待たせ〜」

さとりは小走りでこっちに向かってきた。

「待った?」

「そうでもないよ〜」

「そう。じゃぁ行こうか!」

僕達は病院へ向かった。

いやぁなんか怖い。

知ってる看護師や医者に会わないかだけを心配

していた。

もし会えば速攻病室へポ●モ●goされることになるだろう。

だが運良く誰とも会わず玲奈ちゃんがいるであろう病室へたどり着いた。

ガラガラガラ

玲奈ちゃんは驚くだろうかと少々思った。

…が僕は有り得ない光景を目にした。

さとりさんが話しかけているベットには

玲奈ちゃんの姿が…いや人間の姿が

……ない。


tobe continued



ここまで読んで下さりありがとうございました。

とうとう8話に突入しました。

今回もかなりの急展開かと思います。

ぬのです。

次回は玲奈の謎が一つ明らかに!

次回もまた御愛読の方宜しくお願いします。


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