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たった三ヶ月の恋  作者: 布川幽楽
7/12

7話 離れた手

佐藤実(さとうみのる)

この物語の主人公で余命三ヶ月を宣告された

高校2年生。

石田さとりの妹石田玲奈に姉さとりを救って欲しいと頼まれ救うことを決意する。

なお少々ヘタレな部分がある。


石田さとり

心が読めるという特殊能力を持った少女。

実に出会うまで孤独で暮らしてきた。

なお過剰な将棋好き。


石田玲奈(いしだれいな)

石田さとりの妹で実にさとりを救ってほしいと頼んだ張本人。

まだ謎多き少女である。

「あれ?こいつら石田さとりとその彼氏じゃん」

身に覚えのない声だったがそこには明らかに、

チャラチャラした男と厚化粧の女がいた。

「なんか…よう?」

さとりさんが険悪な雰囲気でその男を睨みつけた

「そんなこえー顔すんなって。な?マーヤ」

「そぅだよぉ〜こわぃぃ〜」

明らかにバカップルな二人だった。

「何やってんの?」

馴れ馴れしく男は聞いて来た。

「一緒に買い物行っただけだけど」

さとりさんは冷静に返した

「え〜うけるんですけどこんな陰キャみたいな奴と化けもんがデートとかまじウケるわぁ〜」

「何が悪いんだよ‼︎」

流石にイラついた僕は男に返した。

「あ?なんだよやんのかコラ調子乗ってんじゃねぇ〜よこの陰キャがよぉ〜」

明らかに僕を舐めているのは確かだ。

僕を睨めつけ、強い口調で言えばビビって

すみませんでした。というと思っている。

さとりさんのような能力を持っていない僕でも

すぐにわかった。

しかし僕は

「僕達が何しようが勝手だろしかも何も接点もないお前に文句言われr…グフ」

男は僕の腹を膝で蹴り飛ばした。

僕は情けなく倒れ込んでしまった。

「ピーピーピーピーうるせぇーんだよこの陰キャがよぉ〜なんもできねぇくせに口だけは達者。

死ねクソが」

ドガッ ボコッ男は僕を何度も蹴ってきた。

「やめて」

さとりさんは男を静かに睨めつけた。

男はその殺気に怖気付いた様子に見えた。

「貴方浮気してるよね…それもそこの女とは全くタイプが違う清楚な子」

「なっ何言ってんだよ」

さとりさんは恐らく能力を使っている。

「ねぇ」

さとりさんは女の方に近寄った。

「なっなに…」

女も動揺した様子で固まっている。

「貴方に聞くけどそこの男が異様に冷たかった事とかない?例えば話をあまり聞いてくれないとか…」

「なっ」

図星のようだ。

「なぜだか分かる?それはね、そっちの女の方が

本命だからつまり貴方はその男の性処理器

にされてたってわけ」

「そうでしょ?」さとりさんはその男を嘲笑う様に男を見た。

「ちっ違う麻耶そんなわけねーだろなぁまy…」

そこに女の姿はなかった。

「あ〜あ図星のようだね!」

「この化けもんがぁ…」

男はさとりさんを睨めつけ、

バシィィン

さとりさんを殴った。

「女を殴って恥ずかしくないの?」

さとりさんはまだ何も表情を変えなかった。

とても殺気に溢れた冷静な表情を…

「黙れもう男のプライドなんて捨てた。

その原因を作ったのはテメーだよ。

石田さとりぃ」

「おい陰キャァお前はそこで見てろ。

テメーは女一人守れねぇカスみてぇな男なんだよぉ〜これからボコボコにされるこいつをみてな」

ドガッ

「うっ」

僕は男を殴り飛ばした。

そしてすぐさま男に近づき男の腕を締め上げた。

「いてぇいてぇよぉ」

悲鳴をあげる男を無視して僕はさらに締め上げた

「何が女を守れない男は男じゃねぇだ…」

僕は小声で唸る様に言ってさらに締め上げた。

ギギギ

「もうやめて‼︎」

さとりさんの声が涙ぐんだ声が周りに響いた。

我に帰った僕は男を解放し逃げる様にその場を去った。

もうその時にはさっきまで繋いだ手はもう離れていた。


tobe continued


皆さんこんにちはぬのです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

さて今回の話はどうでしたでしょうか?

次回はあの人物の正体が明らかに…

そういえばもう夏ですねぇ

それでは!

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