最終話 たった三ヶ月の恋
いよいよ今回でたった三ヶ月の恋最終話です。
まぁ少々短い物語だったかも知れませんが(笑)
では最期の物語をお楽しみください!
ピピピッピピピッピピピッ
「吉田先生!実君の容態が!」
ピーーー
私は学校の授業が終わると学校の近くにある、
スイーツ店に行きプリンを買い足早に病院へ向かった。
ガラガラガラガラ
「……え?」
そこに実の姿はなかった。
「いや…まさか…ね」
何か嫌な予感がした。
私は食堂、屋上を走り回って探したしかし実の姿はなかった。
ナースの注意など耳に入らなかった
そうだ医者に聞けばいい。そう思った。
「先生!実君はどこですか?」
「…え?実君?苗字は?」
「佐藤です!」
「……佐藤実君か…まってて今担当医を読んでくるよ」 「はい」
「おまたせ佐藤君の担当医の吉田です…ってあの時の」
「あっ先日はすみません」
「あ〜全然いいよ」
「先生!実は?無事ですよね!ね?いまは散歩に行っているとか!さっき病室にいなかったから」
吉田先生は黙って下を向いた。
「さとりさん…落ち着いて聞いてください」
「え?」
「佐藤実君は今日朝7時ごろ…息を引き取りました」
「……」
「…じゃぁ実の遺体は?どこにあるんですか?
まだ霊安室にあるんじゃないですか?」
「遺体の方も実君の遠い親戚が引き取りに来て
今はもうありません」
「そん…な…実は昨日元気だったのに!なんでですか!」
「さとりさん落ち着いてください。
私も長い間伊達に医者やってきて沢山の死を見てきた。
あるんですよ本当に最期の近い方って結構の方は
亡くなる直前一気に容態が回復することが
少なくとも私はそういう方をたくさん見て来た
実君もその中の一人なんです。つまり彼は貴方に
最期の力を振り絞って貴方に元気な姿を見せていたんですよ」
私は泣いた。今までにないくらい大声でなんとか収めようとしても溢れてくる。
今までの実との思い出が溢れてくる。
「あの…さとりさん実は実君から僕が死んだら君に渡してほしいって頼まれたんだ…これ」
「…え?」
そこには震える手で書いたであろう文字が並んでいた。手紙だった。
「さとりへ
この手紙を貴方が読んでいるということは、
もう僕はこの世にいないのでしょう。
少し昔話をさせてください。
初めて会ったあの日貴方に告白した時の貴方の驚く顔が忘れられません。
これ実は貴方に近づくための口実だったのです。
でも時が流れることによってその気持ちは本当の物へと変わって行きました。
そのあと何だかんだでさとりと僕で同居といったほうがいいのでしょうか?まぁ同居と言っておきます。
とてもこの時間は貴方と他愛のない話をしていた時は僕の人生の中で最も楽しい時間でした。
今までありがとう。
同居して少しして二人で買い物に行って、
不良に絡まれたときはもう笑い話ですね(笑)
あの時のさとりさんはめっちゃ怖かった…
でも僕を守ってくれようとしてくれたのはわかります。
あとは何と言っても将棋でしょう(笑)
さとりの将棋は引くほど弱かったけど何度も何度も挑んでくるさとりの姿は何か可愛いと感じました。でも僕に勝つことはできなかったね。
何十年何百年先貴方が死んだ時あの世でまたやりましょう!
何度も言うようですが、ありがとう
そしてまたいつか会いましょう。
あと僕が死んだからといって後を追って自殺何てやめてください。
そして何か辛いとき、また好きな人が出来た時は
僕のことなど忘れてください。
でも忘れられると寂しいのでたまにでいいので
僕のことを思い出してくれるだけで僕は本望です
さとりの人生はまだまだ先がある。
だからもう能力のことなんて気にせず
この三ヶ月以上の楽しい日々を過ごしてください
これはお別れではありません。
またいつか会える日を信じて。
佐藤実」
私はこの手紙を家で読んだ。
家で一人になった。
でも玲奈が死んじゃった時とは違った。
何か実が私の中で生きている気がするから。
私は一人寂しくなった部屋でプリンを食らった。
5年後
私は高校、大学を卒業して、今は両親と共に
海外で暮らしているこっちでは結構の友達が出来た。
もちろん私の能力のことは親を除く誰も知らない
あと昔はあんなに憎かった鳥が今は可愛く思います。
今はそれなりに楽しい生活を送っていますが、
でも実と過ごした三ヶ月が私にとって一番楽しかったです。
もちろん実のことを忘れたことはありません。
もちろんあのたった三ヶ月の恋の事も…
the end
今まで「たった三ヶ月の恋」を読んでいただき
ありがとうございました。
12話完結とかなり他の小説より短かったと思いますがひとまず完結します。
今は次回作も考えていますのでこちらの物語の方も読んでいただけると幸いです。
今までありがとうございました。




