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城下町 ユリシラ

城下町はとにかく人が行き交っていた。

人だけではない。全て人間がベースだが蜥蜴や猫、先程イレイサーが捕食した豚の魔物も町を行き来していた。最初見たとき何がとかと焦ったが、イレイサーが襲わない様子を見る限りこいつらに敵意はないらしい。

そもそもイレイサーの見た目が魔物だしな。


「いてっ」

「あら、仲違い?」

「……拗ねてるだけだ」


そういえば魔物扱いは厳禁だったな。

そんなわけでイレイサーを連れた俺らでもこの城下町に入れたと言うわけだ。これで入れません、なんてことになったら目も当てられない。


「そう言えば貴方たちこれからどうするの? 記憶がないってことは住む場所もないんでしょ」

「……そう、だな」


やばい。

思い付きでここまで来たからこれからの事なんて考えてもいなかった。

まあ魔物を狩ってそいつらの素材を売りながら生活していけばなんとかなるだろう。なんなら野宿でもいい。外で寝るのもまた一興、ってやつか。

そんな考えを巡らせていると、イーリスが大きな溜め息を一つ。


「まあ、そんなことだろうと思ってたから一応考えてあるわよ。ほら、ここにいけば衣食住と仕事くらいは保証してくれるから」


そう言ってカードを渡してくる。

ギルド『悠久の黄昏』と書かれたカードの裏には地図が記載してある。


「まあ何でも屋をしてる所よ、そのカードを見せれば後は簡単な手続きだけで済むから無くさないこといいわね」

「あ、ありがとう」

「別に、イレイサーの為よ」


そういいながらイレイサーに近づくもやんわりと断られている。

何というか、ドンマイ!


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