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37.猛特訓

太楽国、導きの間では、

拓海、葵、ただしをはじめ、

数十名の者が戦いの準備を始めていた。




俺の目の前にはたくさんの剣や槍が用意されていた。


「おっかないな……」


葵が近くに来て頭を下げる。


「拓海さん。巻き込んでしまい本当に申し訳ありません」


俺は大きく息を吐いた。

帝女様の娘、本来なら対等に話せる相手ではない。


「好きで着いて行くのでお気になさらずに。


ところで昏哭界の奴らは、死んでいるんですよね?

こんな武器で倒せるものなのですか?」


俺は武器を触りながら葵に聞いた。


葵が一本の刀を手に取った。

短刀だ。

葵専用に造られたらしい。



「この武器は特別につくらせた物。

昏哭軍と互角には戦えます」


「戦えてもゾンビみたいに復活してきて

キリがないんじゃないんですか?」


「これらの武器で斬ると、昏哭界の者たちは

消滅します。

拓海さん、貴方も武器を選んで下さい」



俺も行く。なんて勢いで言ったが、

武器なんて持ったことはない。


ただ剣道は親父に習っていた。

とはいえ、相手を斬る目的で剣を振ったことはない。

本当に俺は役にたつのだろうか……



俺は何本かの剣を握っては

感触を試してみた。


本物は本当に重い。

そりゃそうだ。

相手は死んでいるとはいえ、

消滅させる。

相手が生きていれば殺傷させる武器。


そりゃ重くて当たり前だ。


たった一本、とても握りやすい剣を見つけた。

軽い、だがくうを斬る感覚はどれよりも鋭い。


これだ……



俺はすぐ近くで素振りをするただし

声をかけた。


「悪いが俺の相手をしてくれないか。

足手纏いになるわけにはいかない。


俺に剣を教えてくれ」


直は俺に礼をしてにこりと笑った。


「もちろんです。

足手纏いになられては困ります。


厳しいですよ。

私の役目は葵様を守る事。


自分の命は自分で守ってもらいますので」


出発まであと少し。



直の猛特訓が始まった。

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