表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/87

19.わし座

俺はたまにプラネタリウムで星を観る。


もちろん、お客様にちゃんと見えているか

たまには確かめなければならないからであり、

決して昼寝をするためではない。


そう、決して昼寝をするためでは……


隣の席がバン!と閉められる音で、

はっと目が覚めた。

おっと、口元から……。


良かった、暗くて。

今日も、鷲座の説明の後から

爆睡してしまった。


鷲座と琴座の神話は人気がある。

七夕の織姫と彦星だ。


川を挟んで会えない世界で生きるなんて、

耐えられない。

俺なら絶対に川を渡る。

どんなに危険を冒しても、絶対に

会いにいく。



ま、そんな相手もいないのだが。


いつもその辺りで俺の睡魔が

やってくる。

爆睡できるほど心地がいいということだ。



俺は昔から鷲座が好きだ。

神の武器だとか化身だとか、

色々な説があるが、

なんといってもかっこいい。


この近くにもワシがいるようだ。

いつも同じワシが飛んでいるのを見かける。



翼に月のような模様がある。

まるで親父を知っているかのように

親父のそばまで来たことがある。

だが、親父には決してなついてはくれなかった。



プラネタリウムが終了し、

明るくなった。


最後のお客様が出られるのを確認し、

受付のほうへと向かう。


受付にはどこかで見たことがあるような

女性が待っていた。

手には パン de パラダイス、略して

パンパラの袋を持っていた。

円の中に赤い食パンのマーク。

そう、俺が食べ損ねたあのランチ。


きっとこれを取りに来たのだろう。

俺はポケットの袋を確かめた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ