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イモーコ=アイモー02

半年ぶりに執筆。

スランプというより、深夜じゃないと執筆する気がおきないんですよね(^_^;)

明日も早朝三時頃から活動し始めないといけないです。

もう、昼寝よう(^_^;)

 イモーコ=アイモ―とは僕らが今いる中立国ヘイムハイロウの救済者だと言われてきた。近代の人物でありながら、どういう人物か謎である。僕が生まれ育ったキ国では資料がないのか、あまり情報を教えたくないのか、ただ、ヘイムハイロウを救ったとしか記述しなかったのだ。

 

 単に自国の都合が悪いことは隠蔽したいだけだと思うが。僕らと同じ裏の人間達の歯車でしかないとわかる。ただ、あまりにも力が強大しすぎた。僕よりも遙に。僕らは世界という器に溢れてしまってはいないか? 溢れてしまっているのは傲慢と破壊活動だけであるけどね。精神という器は人間はいつまでたっても未熟だ。

 

 聖人の裏は悪党だ。両立する存在だからこそ、あの、圧倒的な魔人は聖人にもなりえたのだろう。やはり僕らは力を持つべきじゃない。しかし、今はそんなことを考えている場合ではない。

 

 

「隼人、いまはそんなことを気にしている場合じゃないぜ。威勢をはったが、かなりヤバいぜ、俺より強い印象を感じる。やべぇ、危機感にも関わらず心が躍るぜ」


 僕の別人格フォートはたぎっているようだ。ワクワクしている。戦いを心底楽しむようである。僕ではそういう境地にはいられない。戦闘担当はやっぱり彼なのか。小賢しい考えはフォートにはいらない。フォートのような自由さが生きて行くのに必要で心は開放されるのかもしれない。


「そうだ、こういう時は俺に任せておけ!」


 改めて父を吸収したのか父と融合した02(ゼロツー)呼ばれるイモーコを見る。相変わらず黒檀でありながら、端正な姿をした女性だ。父と融合しなくても圧倒的な力を感じたのに、今はそれを相乗したかのようだ。神聖のようであらゆる厄災を孕んでいるような、神と悪魔は表裏一体だと言わんばかりの存在感である。


 もともと、僕は無神論者だから神や悪魔がどうあるべきだとかわからない。自分の描く神と悪魔だ。でも、02は人間ではない特別な存在感を感じる。だからといって、僕らと同じ歯車でしかないというのに。人は神すら造れるというのか?


「初めに言っておきます。あなたは抵抗せず屈服するか死になさい」


 余裕ではなく、淡々と02は僕に命令を下す。

 

「なんだと! 聞こえねぇな」


 フォートも気にもせず、軽い口を叩く。


「私はこの地を破壊したくないのです。だからこそ救済者となった。いずれ、ここは戦場の地となりますが、ここが、生き残るべき人類の土地となるべき場所なのです」


 都合のいい話だ。僕とフォートは彼女に唾棄した感情を共通に味わう。


「生き残るのは世界を裏で操っている人間達だけだろ? 価値のないものに価値を見出しているのか? いいか? 争いは否定しねえ。だけど、勝つことを約束された人間は存在しねえ」


「そんなことはありません。選ばれし者だけ生き残るのです」


「それを、疑問に思ったことはないのか!」


「ありません。破壊と均衡を守るのがすべてなのですから。犠牲から平和はなりたっているのですよ。人は死ぬ順番があるのです」


「なら、一番に死ぬのはテメエからだな」


 フォートはシュロサーを呼び寄せて愛撫する。シュロサーはとても嬉しそうにフォートに抱かれる。


「ああ、ああ」


 生真面目で僕、いや、フォートより一回り年上である彼女にはたまらない色香があった。おそらく、フォートにとって一番のお気に入りなのだろう。気を許すことで最大に魔力を増幅する。そして、魔法薬を口移しする。


「うおおおおおお! きた、きた! これだ」

 

 フォートは魔力をありったけ放出する。しかし、02は一切の動揺もせず受け止めてしまう。魔力の全部を四散することなく打ち消すとはなかなかに恐ろしい。


「はあ、この地を破壊したくないというのに、凄い魔力ですね。骨が折れる作業です」

 

「けっ、なにがだ。余裕そうだぜ。でも、次は52人分だ。おっと単純に52倍だと思うなよ」


 52人分のフォート相手に部隊の女の子達は一斉にフォートとたわむれる。グループでの欲情パーティーのようだ。しかし、やっていることは薬の口移し。心を許した時に魔力は増大される。


「ああ、ああああ、ああああああああん!」


 だけど、これでは色欲に陶酔した集まりでしかない。


「ま、これから死にゆく身として最後の別れを楽しみなさい」


 02はこの乱れ切った場をみてどうこうも思わないようだ。くわえて、大陸の一部を地殻ごと破壊できる魔力に対して動揺もみせない。余裕なのだろうか? フォートにしても余裕でいる。


「死ぬのはお前の方だぜ!」


 フォートはありったけの魔力を放出した。しかし、ただ直撃しただけのようにみえる。


「ふっ」


 フォートは笑う。究極に近い魔力であっても通用する相手ではないはず。しかし、フォートには思惑があるようだ。


 僕にわかることは戦いがさらに激化するということだ。この戦いは人類の命運が含まれているそれだけの強大さがあった。


 しかし、さらに裏があることを感じてはいられない僕は、この戦いを心配しつつも次へ次へと不安を抱いてしょうがなかった。


 だけど、命運は誰にだってもっている。僕達だけで決めてはならないし、安息しているだけではダメだ。

 

 争いは否定するけど、平穏に抱かれてはいけない。常に立ち向かう姿勢が必要だ。


 でも、この戦いは大きすぎる、避けてはならないが起こしはいけない戦いだ。未来にそれを受け継がす為にも勝つしかなかった。


ここから、完結まで進めていくつもりです。できれば2万文字以内で。

ブランクとストーリーのど忘れで、話の内容がおかしかったら容赦なく指摘していただくと助かります。

いや、それをやってはいけないんですけど。すみません<(_ _)>

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