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薫が起きる。魔王学校 1年目(5月3日。昼ごろ)

「ぅぅっ、うっ、うっ」

薫はようやく意識が戻り目が覚めた。

どうやらベットの上にいるようだ。

横を見ると、アイがイスに座り寝ていた。

そして、さらに周りを見るとアイの部屋だということに気がついた。


薫は無事に帰ってくることができたんだと思った。

が、戦場でたおれたはずなのになぜ?と疑問に思った。


薫が動き出したことに気がついたのだろうか、アイが目をさまし、

「起きてくれてよかった」

と言いながら、薫の手を握った。

「今までどのくらい眠ってたんだ?」

「今日で4日目になるわ。

ずっと眠っていたから、起きないかと思って心配してたんだから」

アイは目に涙を浮かばせながら言った。

「ありがとう。

でも、俺はどうして助かったのだろう?」

「兄のヒロが助けてくれたの。

起きたら連絡して欲しいって言ってたから今から行ってくる」

とアイは言って、部屋を出て行った。


部屋には見たことのないメイドがいた。

「飲み物でもお飲みになりますか?」

とメイドは薫に話しかけてきた。

「紅茶が飲みたい」

そう薫が伝えると、メイドは台所に行き紅茶を作って持ってきた。

薫は、メイドを見ていて、そういえばマキはどこにいるのだろうと思った。


アイは出て行ってから、20分後に戻ってきて、

「兄のヒロは、今仕事中でこれないって。

今日の19時ごろにここに来るそうよ。

それまで、時間があるけどどうする?」

「ちょっとまだ体がだるいから、また寝るよ」

と薫は目をつむりながら言った。

それに対してアイは、

「えぇ〜〜〜。

そこは、久しぶりにアイとイチャイチャしたいだろ」

と言ってきたので、薫は無視して寝ることにしたのだった。


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