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会議前の昼食時間。魔王学校 1年目(4月27日。12時ごろ)

決闘が終わり、中断した会議の続きは、昼食後の13時から再開されることになった。

そこで薫とアイは、アイの部屋で昼食を食べることにした。


決闘した場所から、アイの部屋に歩いて戻っている時、アイが、

「私の部屋にあの奴隷が……。

マキがいるのよね。

いじめないように気をつけなきゃね」

アイは、マキのことを奴隷と言うのをやめようと言い直したようだ。

「そうだな。

いきなりは難しいだろうから、徐々にだな」

「徐々にそうなれるように頑張るわ。

それにしても、さっきの決闘は圧勝だったわね。

見ていた者達から色々と褒められて嬉しかったわ」

アイは、決闘が終わってから喜び続けている。

自分より年上の者達から注目され緊張してたのだろう。

決闘が終わり、予想以上の評価が得られて満足しているのだった。


アイがドアを開けて中に入る。

するとマキはアイが渡した服を着て、イスに座っていた。

マキは薫とアイが部屋に入ってきたことに気づき、すぐに立ち上がり、

「おかえりなさい。

ご主人様」

と言いながら、お辞儀をした。

アイはマキの対応を無視して、イスに座る。

薫は、

「服が似合っているな」

と優しく話しかけた。

薫としては、特に話しかけることがなかったが、この場で話しかけないとかわいそうだと思い、そう言ったのだった。

アイは薫の言葉に『ピクン』と反応し、

「私が貸してあげた服が良かったのよ」

と言ったのだった。

薫は、マキに笑顔を向けてイスに座ったのだった。


アイは不機嫌そうな顔をしている。

マキはどうしたらいいかわからず立っている。

マキはアイが少し動くたびに、『ビク、ビク』している。

そして、マキに優しくしている薫に徐々に近づいて行き、薫の背中にくっついた。

アイはさらに不機嫌な顔をする。

薫はなんて悪い雰囲気だと思って、

「まあ、まあ、アイ。

そんなに不機嫌にならずに……」

「わかっているわ。

でも、なんでその娘は薫にくっついているわけ」

そうアイが言った瞬間に、マキは座り込んだ。


「やっぱり、このままにしておくのはまずいと思うのよ」

とアイは不機嫌そうに、薫の顔を見て言った。

「まずいって?」

と薫はアイに返答する。

「そのマキがいずれ裏切るかもしれいないって言ってるの」

「そりゃ、お前がいじめたからだろ」

「……。

今となっては過去の話よ。

これからどうするかを考えてたんだけど、私がマキと使い魔の契約を結ぶといいと思うの。

そうすれば、マキの生殺与奪権を握れるから、裏切らないわ」

とアイは笑顔でマキを見ながら言った。

マキは、この世の終わりのような表情になり、『ブル、ブル』と震え出した。

そして、さらにマキは薫に助けを求めるように抱きついた。

アイはそれを見て、

「じゃあ、決定ね。

マキのその行動を見て、それ以外はありえないわ」

薫は、マキがものすごく震えているのを体で感じている。

「まあ、裏切りを気にするんだったら、俺が契約してもいいんじゃないか?」

「あら、薫。

マキを性奴隷にしたいわけ。

じゃあ、マキに選ばせてあげる。

性奴隷にしたいと言っているど変態の薫と、優しさから生まれたような私。

どちらと契約したい?」

アイは自信満々に自分が選ばれると思って言っている。

が、マキは、

「……薫」

と言ったのだった。


「えっ。

私じゃないってどういうこと」

とアイは言いながら、色々とわめいていたが、最後は、

「仕方がないわね」

と言った。


そうして、薫は、マキと使い魔の契約をしたのだった。


契約が終わった後、

「これでマキの裏切りを気にせず今まで以上にマキを優しくできるわ。

それじゃあ、マキ。

まずわ紅茶を作ってちょうだい」

とアイは笑顔でマキの顔を見て言ったのだった。


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