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天使を奪還。魔王学校 1年目(4月27日。1時ごろ)

薫は、変身していていつもと違い体に違和感を覚えながら、あの天使を連れ去った貴族の馬車を追いかけていた。

今の薫の目的は2つ。

①あの天使を連れ戻すこと。

②あの天使をさらった貴族の城を全壊させること。


薫にとって②の目的は簡単だった。単純に魔法を使ったりして建物を壊せばいいだけだから。

だが、①の目的を達成させるためには、あの天使の場所を見つけなければいけない。


パーティが終わってからまだ時間は経っていない。

そのため、貴族が魔王城を出てからまだ時間はそんなに経っていないと思われる

それに、あの天使をさらった貴族は、馬車で城へゆっくりと戻っているはず……。

薫は、そう考え、魔王城から貴族の城までの間にある道を使って向かっていたのであった。


薫が、貴族の馬車を見つけるために走っていると、1台の馬車を見つけた。

薫は、追っている貴族の馬車と間違っていたら困るので、馬車の御者の席にテレポートをし、剣で脅して馬車を止めさせた。

そして、馬車の御者が騒がないように、話せなくなる魔法をかけた。


薫は、馬車のドアに近づく。

そして、馬車のドアを開く。

すると、あの天使と貴族がいた。

貴族は、裸になっており、あの天使は下着姿だった。

薫は、剣のつかを使い貴族を気絶させた。

そして、あの天使が縛られている縄をほどいた。


「まさか助けてくれる方がいらっしゃるとは……。

ありがとうございます。

私は、マキと言います。

どなた様でしょうか?」

あの天使は驚いた表情をして、薫に話しかけてきた。

「後で話す。

帰る場所はあるの?」

「どこにもないです。

もしよろしければ、あなたさまに一緒に連れてっていただけませんか?

この場所に、ここにいてもまた別の魔界の住人に拾われ、奴隷になるだけですから……」

薫は、

「わかった」

と短く言った。


薫はマキを抱え、貴族の城に行った。

貴族の屋敷は思ったより大きかった。

薫は、いっきに城を破壊させずに、城の一部を大きい音をたてて破壊した。そして、火事を起こした。

それは、城を全壊させる前に、火事によって中の者たちを非難させ、城を空っぽにするためだった。

薫は、全員が逃げたであろうタイミングをみて、一気に破壊したのであった。

破壊が終わった頃には、アイの魔法が解け、薫は本来の姿に戻っていた。

薫は、アイが用意した仮面と防具とを着て、マキのところに行った。

マキは薫の雰囲気が変わったことに驚いていた。

が、薫は、この場で詳しく話す必要なことではないと思い、アイのいる魔王城に戻ったのであった。

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