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奴隷。魔王学校 1年目(4月26日。夜の続き)

薫とアイはパーティがひと段落したので、アイの部屋に戻ってきたのであった。

部屋の中は、2人きりだ。


部屋に戻ってきて、アイの一言目が、

「薫は、私がそばにいるっていうのに、時々、あの奴隷天使を見てたけど、ああいうのがタイプなの?」

と言ってきた。

「違う。

昔、話したことのある天使だったから気になって、時々見てしまったんだ。

っつうか、あそこではたくことはないだろう」

「あの天使が薫に色目を使ってたからはたいたの」

「俺は変身してんだから、誰だって変わらないだろう」

「……。

けど、魔界の奴隷の扱いとしては、まだいい方よ。

そんなことを言うなら、人間界での奴隷悪魔の扱いはもっと紳士的っていうの?」

「それは、……、……」

薫は、人間界の奴隷の扱いを見たことはある。

確かにもっとひどかった。

だから、答えられなかった。

「いいわ。

薫の様子からすると、あの奴隷を助けたいって思っているでしょう?」

「助けられるなら……」

「そうねぇ〜。

あの天使は、顔は悪くなかったから売るとなると、相当な金額になるわ……。

薫では、今すぐ払えないだろうから……。

薫が私の奴隷になるのであれば、私があの奴隷を買ってあげてもいいわ。

どうする?薫?」

と、アイは笑顔で聞いてきた。

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