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放課後の打ち合わせ場所決め。魔王学校 1年目(4月25日。授業中)
昼食が終わり、アイが紙を投げた。
薫が広げて見ると、
『今日の放課後の打ち合わせは、薫の部屋でやるからね』
と、書いてあった。
書いてある紙は、淡い水色で、隅にピンクの花の絵が書いてあった。
薫は、すぐにノートを1枚切り、それを4分割にして、返答を書いた。
内容は、
『嫌だ』
とだ。
それを見たアイは、すぐに紙に書き、それを薫に投げた。
『奴隷に、拒否権はないわ』
と、いう内容だった。
薫とアイが手紙をやりとりしている行動は、授業中としては明らかに不自然な行動をしていた。
授業を担当していた先生は、その行動をやめさせるためか、薫に教科書を読むようにと指示をした。
教科書をを読み終わった薫は、アイの方を見て、お前のせいだという表情を作った。
それに対して、アイは、『べぇー』とした。
薫は、授業中にこれ以上、アイと手紙のやりとりを続けると、また先生から教科書を読むようにと指示されると思った。
それなので、薫は、
『わかったよ。
俺の部屋でやろう』
と、書いて、アイに手紙を渡した。
それを見たアイは、とても嬉しそうな顔を作り、ニヤニヤしていた。




