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魔王をたおした真面目な勇者は、グレました‼︎  作者:
3章:元魔王の孫、アイ
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アイを取り戻す。魔王学校 1年目(4月22日。19時ごろ)

「よくこれたわね」

と、黒い羽を持つ相手が薫に聞く。

「もうちょっと早くこようと思っていたにもかかわらず、遅くなってごめんな。アイ」

アイは、誰も助けに来ないと思っていたのだろうか、驚いた表情になっている。

薫は、もう大丈夫だと、アイに微笑みかけていると、黒い狼型の使い魔が薫にものすごい勢いで飛びかかってきた。


薫は、狼型の使い魔に向けて、聖剣を突き出す。

狼型の使い魔はそのまま聖剣を気にせず、薫に向かって飛びかかってくる。

おそらく、狼型の使い魔は、今まで剣にぶつかったても、傷ついたことはなかったのだろう。

だが、今回は傷がつかないということはなかった。

薫が使っているのは聖剣なのだ。

聖剣に突っ込んで行った狼型の使い魔は、『すぅーーー』っと切れ、真っ二つとなった。


「次は、あんたがやるのかい?」

と、薫は、黒い羽を持つ相手に向かって言った。

「私がせっかく作った罠も簡単に壊して、使い魔も一瞬で殺すほどのあなたとは戦う気はしないわ。

アイも返してあげる。

また、どこかで会ったらよろしくね」

「いや。

もう会いたくないなっ」

と、薫は言いながら、黒い羽を持つ相手に斬りかかる。

すると、黒い羽を持つ相手は、テレポートをして間合いを取る。

「もう、せっかちさんねぇ〜」

「いったいお前は誰なんだ?

何が目的なんだ?」

「そうね、全部秘密っていうのはかわいそうだから、ちょっとだけなら教えてあげようかな。

私は、悪魔だった天使といったいところかな。

その他は、内緒。

ミステリアスなおねいさんは嫌い?」

「嫌いだね」

と薫が答えると、黒い羽を持つ相手は、事前に用意していた逃走用の空間をつなげるゲートに入り、消えてった。

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