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魔王をたおした真面目な勇者は、グレました‼︎  作者:
2章:元勇者、魔王学校での生活が始まる。
31/97

ナナ事件の解決。魔王学校 1年目(4月17日。6時ごろ。続き)

薫がフミを仲間にした後、ナナ事件についての話になった。


「ところで、薫君は、ナナ事件の犯人はだれだと思っているのだい?」

「情報が少なくて、犯人を特定できてませんが、犯人はナナではないと思っています。

炎の鳥を操っているのは、ナナでありませんでした。

裏山で炎の鳥を斬りつけた時の違和感を感じてずっと考えていて、さっき炎の鳥を斬りつけて確信しました」

「そうだね。

犯人は、ナナはない。

実は、ナナをいじめてた奴らだったんだよ。

炎の鳥を操っていたのも奴らだ。

ナナが操っているように見せかけるため、校舎に突っ込んでナナを連れさったらしい」

「ナナをいじめてた奴らって言うと、校庭で大きな氷を作ってナナへぶつけようとしてた奴らですか?

でも、裏山の頂上にいた時、奴らも怪我をしていたような……」

「私もそれで最初勘違いしてしまったのだが、わざと傷ついていたらしい。

傷は浅く、回復魔法ですぐ治る程度だった。

回復魔法で治る程度だったら、別に問題ないからね。

あの場面で一番傷ついたのは、炎の鳥をたおした薫君だったてわけさっ」

フミは楽しそうに話す。

「そういえば、フミさんは、ナナが自白したって言ってませんでしたか?」

「ああ、あれか。

あれは、ナナの家は商家でな。

奴らの家とも取引があったらしく、脅されてたらしい。

今回は、奴らの自白だけでなく、物的証拠も抑えているから大丈夫だよ」

「そうだったのですね。

ナナの疑いがはれてよかったです。

では、ナナは見つかったのですか?」

「見つかっている。

炎の鳥を退治するまでは、また同じようなことがおきては大変だから、こないだよりも厳重なところで保護してあるよ。

それで、それで炎の鳥が出たにもかかわらず駆けつけるのが遅くなってしまったのだよ。

ちなみに、学校の校庭で炎の鳥を暴れさせたのは、企みがばれて、やけになってたらしい」

「そうだったのですか。ナナが無事で良かったです」

「落ち着いたら、ナナがお礼を言うように薫君の部屋に行かせよう」

「わかりました」


気がつくと、部屋の中は、太陽の光で明るくなってきていた。

薫は、無事に解決してよかったと思ったのであった。


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