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1-1 御霊

拙者は現在猫であり、付けられた名は「猫七」と申す。


拙者には、子を残すことはできぬ。ちんもたまもない。


ただ、与えられた餌を日々貪るだけ。我がちんとたまを奪わんと目論み遂行したこの女に「奪われ」「飼われ」「かわいがられ」ている。


拙者は侍。

命を賭して仕えた主君いずくんぞや。


気がつけば(転生して)猫。捕まって即、去勢され候う。


ちんとたまを返せと哭き、主君の元へ返せと哭く。


雄を失った声は慟哭にあらず。ふぬけ「にゃー」と鳴き、撫ぜられる。


ある日、男を連れ込み交合う女をみて、失われたちんのみたまが拙者に告げる。


「ふっざけんじゃねえよ、今ぶっとばしてやれや」


失われていた聖櫃の蓋が開く。


ちんのみたまと化した猫七が唸りをあげて交合う二人の交合う場所を噛みちぎる。


猫七は自由を求めて夜に消えた。

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