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第四話
「ふざけんなよ、テメェ」
暗闇の中で、声がこだまする。
今度は、いつの記憶?
視界が一瞬真っ白になり、次に倒れた机が写る。あぁ、あの日か。
私は、よく自分がいじめられている時の夢をみる。
でも、大抵は冷めるまで時間がかかる。
そういう時は、自殺をするのが一番だ。
窓の外に出て、落ちる。
すると、夢なんて一瞬で覚める。
ほら、視界が白くなってきた。
それに思考もぼやけてきた。
肝心の3日目になった。そう、告白の手紙の3日目に。
そして、今日はなんと自由行動。各々が好きなように活動する。
ここで、まさかな事態が起こる。なんと、空が広く晴れていたのだ。遠くにやっぱり腹を抱えて笑っている入道雲が見えるが、それでも、晴れには変わらない。
私に運がやっと回ってきたようだ。
売店で、麦わら帽子を買った。やはり、ひまわり畑といえば麦わら帽子だろう。思い出に、と買ってみた。
先生が今日の説明をした。でも、浮かれていたので、ほとんど聞いてなかった。
そして、約束のひまわり畑の位置にやってきた。