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テーマ詩集:昆虫採集

光のちょうちょ

作者: 歌川 詩季

 意味はわかんなくて大丈夫です(笑)

 闇をてらすの疲れた光が ひらひらしてる

 (はね)を散らせば さなぎにもどれるのかな?


 青虫のころは 暗がりのなかで

 まどろみのハンモックを揺らしてた午後


 今夜も街は月(あか)

 空から舞う光の粉雪

 闇色のアスファルト つもれないまま

 夜明けを待てずに溶けてく

 かなしいちょうちょの鱗粉(りんぷん)

 きみはまだ (はね)ひらくこともできないで



 影に追われて迷った光が うろうろしてた

 (はね)がもげたら さなぎにもどしてほしい


 毛虫でいたころ 強がりのなかで

 ぬかるみのハイネックを着た雨あがり


 今夜の街は星(あか)

 空には月ひとつぶんだけが

 ぽっかりとあいてるよ 埋まらないまま

 夜更けにせかされ とびたつ

 きらめくちょうちょの鱗粉(りんぷん)

 ぼくはもう さよならで またいつか おやすみ

 描いた本人も、なんとなくしかわかっていません(苦笑)

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― 新着の感想 ―
[一言] 夢を描いて翔びたいと願って でも一度翔びたてば 疲れたからと言って モラトリアムに戻れるわけでもない ただ護られていた頃に トゲトゲしく孤高を気取っていられた頃に 誰よりも明るく輝く月は…
[一言]  翅がなくなっても既になくした蛹の殻と青虫の脚は戻らないので、せめてちょうちょのままでいてほしいと思います。  刹那の命だからこその、最後の最後で手に入れられる、煌めく翅なのですから。  …
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