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MY song

紫陽花。

作者: caem


 もう この先には届かない 聴こえやしない


 そう 向こう側には ーー決して


 呟いてみたところで



 ゆらゆらと揺れる ちらちら映える花びら


 夢を見ていて ただそれだけのこと

 

 弾く水滴のひとつひとつに 映る私の顔には もう……



 憎らしさとか 愛しさとか


 そんなものは どうでもよくなって



 ただ遠くから 誰にも気づかれないように


 ひっそり佇み 涙を誤魔化すように


 殻に閉じ籠もる ーーわたしは蝸牛(カタツムリ)



 花言葉も知らない 紫陽花を眺めるだけの 一途な 



 花瓶には近寄らない


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― 新着の感想 ―
[良い点] 水滴、蝸牛、紫陽花。 梅雨をイメージさせる単語が散りばめられていて良かったです。
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