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クラスでの暮らし

 クラスにいる時、僕は小説を読むか、友達と(偶に上田とも)話す。

 何とか友達になってくれた山本君と間宮君とは漫画やライトノベルの話で盛り上がる。

 特に山本君が熱弁をする。


「最近のラブコメ?」

「あぁ」

「そうだな。相変わらず面白いと思うけど」

「それはそうだが最近はまた少数の駆け引きが流行っていると思う」

「そうか?」

「まぁ昔に比べたら微妙にだが」

「ふむ、言われてみればそうかも知れない」

「そうかな?」

「全体の売れている傾向としてはハーレムも少数もあまり変わらないが。少しだけ少数の駆け引きが最近のトレンドかな」

「ふーん」

「ふむふむ」

「ハーレムとは一種の桃源郷であり、男の願望だ」

「確かにそれは言える」

「やっぱり男としては一度で良いから沢山の女子に囲まれたいよな」

「君が言うんだ……」


 微妙な空気になり、僕は少し不思議に思った。


「……ま、まぁ作家としてはハーレムだと登場人物が増えるから、書き分けが大変なイメージだな」

「消えては出し消えては出ししないと」

「けど繊細な描写や駆け引きも力量いると思うぞ」

「そうだな。どっちが簡単はないのだろうな」

「うんうん」

「けど最近思うのはハーレム物を上手く取り扱う作品は減っている気がする」

「どういう意味だ?」

「つまりただ単に多くの女子を登場させてハーレム物にするだけみたいな感じだな」

「無理にハーレムにしなくて良いのに的な?」

「まぁ、そういうことだな」

「それは一理あるけど、やっぱりそれは作者が駆け引きを書くのが上手くないのでは?」

「それは作者の力不足だよな」

「まあ、確かに」

「つまり沢山の女性を上手く扱える作家が減った感じがする」

「そういうことか」

「うんうん」

「心理描写が上手く書けないから、登場人物を増やして誤魔化している感が否めない」

「あー、まぁね」

「ハーレムを上手く書ける作家も減ったのかもしれないな」

「そうかもしれない」

「けど最近は少数の駆け引きの作品が増えているなら、それはそれで力のある作家がいるってことじゃないか?」

「まぁそれもそうだ」

「確かにそれもいえる」

「だろ?」


 まだ話は続くが、長くなるので割愛する。

 さて席に座って静かに本を読んでいると、美海一人がこっちに来る。


「要」

「美海どうした?」

「べ、別に一人で静かにいるから仕方なしに話しかけようと思っただけで、あんたの為を思った訳じゃないんだからね」

「……はぁ、さいで」

「けどどうしてもって言うんなら話さないこともないわ」

「いや、今は本を読みたい」

「え、そうなの……??」


 明らかに彼女はしょぼくれたから、


「……良いよ話そう」


 彼女はパアと明るくなり、


「し、仕方ないわね。話ましょ♪」


 そして僕は彼女のグループに行くともう既に盛り上がっていた。


「本当、美海ちゃんって岩田君のこと好きなんだから」

「え!? そんなことないわ! こいつとはただの幼馴染み!」

「本当かな~」

「本当だってーっ」

「岩田君」


 早川さんが僕に訊く。


「貴方は菊地さんのことをどう思ってる?」

「えっとーっ」


 僕は戸惑い、特に美海はじーっと見る。


「……僕も美海のことを仲が良い幼馴染みと思っているよ」


 彼女達はふ~んとつまらなさそうな反応をする。


「けど美海とは菊地姉妹の中じゃあ、一番よく一緒にいるから一番慣れているかもしれない」


 そういうと美海はぱぁと笑顔になった。


「そ、そんなの当たり前じゃない。本当ちっとも面白くないんだから」


 相変わらず感情表現と言っていることが逆だ。

 さて授業が終わり初めての部活動だ。


「こんにちはーっ」


 どうやら新たな入部者は僕を含めて4人らしい。

 男子二人、女子二人だ。

 僕は同じ新入部員の夏目君と話をする。


「宜しく」

「あぁ、宜しく……」

「僕は岩田と言うんだ」

「僕は夏目……」


 少し根暗そうな奴だった。


「君が岩田君? 菊地さんのお気に入りの?」

「え?」


 そう言ったのは女の先輩の人だった。


「そうか、君かぁーっ。噂はかねがね聞いているよ」

「は、はぁ」

「まるで小説の主人公みたいと思っていたが、そんなにイケメンじゃないね」

「はぁ……」

「なかなかフィクション通りには行かないもの……」

「こら石森。あまり後輩を虐めるな」

「いけない、いけない。あんまり君を虐めると内申に響くらしいから止めとこう」


(どんな噂だよ!?)

 さて自己紹介を終えたので、本を読んだり、意見交換などをした。

 僕は軽井沢先輩(男)に聞く。


「うちは週に1回しか集まらない楽な部活だから」

「活動は?」

「主なのは二ヶ月に1回作る部誌くらいじゃないかな?」

「いわゆる投稿するんですか?」

「そうそう、その時以外は雑談したり本読んだりかな」

「成る程」

「じゃあ楽しもう」

「ありがとうございます!」


(これからやっと僕の青春の高校生活が待っているんだ)

 僕は部活で平和な高校生活をおくれることについ感動した。

 さて部活終わり帰り道にスーパーの前で麻美姉を見かけた。

 今日は早いなと思って声をかけようとすると、男子が出てきた。

 !? と思い見ていると、初日に見かけた生徒会の一番前にいた男だった。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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