規格外の二人
どうも泡沫もずくです!
最初に謝罪申し上げさせていただきます
この度は更新期間が長引いたこと誠に申し訳ないです。リアル多忙により小説を書く時間がありませんでした。これからは週に2度ぐらいのペースでの更新になりますが何卒よろしくお願いしたます。
では今回も楽しんでいってください!
「君達には学園を楽しんでほしい!ただそれだけだよ」
「言っている意味がわからないのですが?」
ユミルが学園長に問いかける。
「ここへは学ぶために来ているはずなのに楽しむとは?一体」
「これは君達に教えるべきか迷ったが伝えよう、君達の力はもはや脅威だその脅威が今から衆目に晒されればどうなるかわかるかな?」
「まぁ、監視の一人や二人、下手すれば国の犬に勧誘されるかもしれない、そういうことだろ?」
「犬という表現には語弊があるが騎士団の勧誘もあり得る。しかし、学園にいる間は私が君たちを守ろう」
「そういうことか、だから楽しめか」
このままいけば確実に厄介ごとに巻き込まれる。下手したら日常を送るのも厳しくなるかもしれない。昨日食べた定食屋に2度といけなくなるかもしれない。しかし、学園にいる間は学園長がバックになり自分たちを守ってくれる。そして、いずれは好きなことを見つけてそれにならば良いか。だから、思う存分学生という身分のうちに今を楽しめとなかなかいい人だなこの幼女は!
「また、幼女と考えたな!お前だけは守らん!」
「ちょっ!学園長〜すいません!立派なレディーですよ先生は!」
「ならよし!ではそういうことだ、学園を楽しんでくれ!」
「「はい!」」
学園長室を後にした俺たちは魔力測定、魔術操作、そして契約精霊の位の確認をするためにこの学園の闘技場に向かう。
「あの学園長いい人そうだったね」
「あぁ、俺たちを守ってくれるか。存分に学園を楽しんでやる!」
「あんまり迷惑かけない!」
「へいへい」
そう言いながら俺たちは闘技場についた。
そこには10人ぐらいの教師?らしき人たちが準備していてその中に小さい学園長がいた。
「おっ!きたきた!じゃあ魔力測定からね」
学園長がいる場所に向かう。
「じゃあ、まずはユミルちゃんからこの宝玉に手を置いて」
「はい」
ユミルは宝玉の上に手を置くと宝玉は光り輝き数字を表した。
「3700!!こ、これは!」
先生の一人が驚き徐々に驚きが伝染しパニック状態になる
「静まれ!この子で驚いてたら泡吹いて死ぬぞ?」
学園長が覇気のこもった声で場を制し俺の番が回って来た。
「では、行きますよ?」
宝玉の上に手を置くと宝玉は砕け散った
「魔力、、、測定、不能」
「やはり!お主カムルは規格外か、」
学園長が興奮している、ある意味狂気だ。
ゲヘヘ笑うと「今年はあそこの学園を完膚なきまでに、、」とまた笑い出した。
「さ、さぁ!気を取り直して次に行くぞ!」
学園長の後ろについて行き闘技場の壁際まで行くそこには線が引いてあり、10メートル先には案山子が5対いる。
「じゃあ、そこの線に立って何回でも魔術を放っていいけど案山子を全部倒すこと!そして周りの被害も最小限にしてね」
「じゃあ私からやります」
ユミルが線の上に立ち詠唱を開始する。
「全てを灰にする蒼き焔よ敵を打ち抜け!《蒼焔弾》」
蒼い炎が螺旋回転し案山子に向かう。そして、1体、また1体と案山子を貫き焼く。あっという間に五体を灰にした。
「魔術操作は完璧だ!次にカムル!」
「はい」
案山子は交換され新しい案山子五体が並べられていた。線の上に立ち手を案山子に向ける。
「空間を裂け!《エル・クレセント》」
五体の案山子は音もなく斜めに上半身と下半身を分離され滑り落ちる。
時間にして僅か数秒で起きた出来事に学園長含め数十人の教師は口を開けて固まっていた。
「カムルそれは卑怯だわ!」
「ちゃんとした魔術だわ!」
「空間を裂く?そんなの周りの被害最小限当たり前でしょ?卑怯だわ」
「適材適所だな、うんうん」
そんなことを言い合い最後の測定、精霊の位を測るところにやって来た。
そこは円形の石の台座がありそこに立って精霊を顕現させるという測定方法だ。
早速ユミルが測る
「古の竜よ、神をも燃やす蒼炎よ今、顕現せよ!《ティア・マト》」
何もない空間から蒼き火種が生まれ徐々に大きくなり、竜の形になり出てくる。
「ガァーーー!!!」
威風堂々の蒼き竜が雄々しく吼えるそこにいる者たちに畏怖を抱かせる出で立ちまさに竜である。
「よしよし、ティア」
ユミルは出て来た蒼き竜の頭を撫でると竜は気持ちよさそうに目を細めた。
「上位でもここまでの存在は知らない、一体これは?もしや、最上位?」
教師の一人が分析を始める。そして、数分後終わったらしく竜を戻すよう言われる
「ありがとうティア戻っていいわよ」
そういうと青い竜は火種となり消えていった。学園長が結果を報告する
「ユミルちゃんの精霊は上位の上のクラスだねまさか、竜精霊とはね。じゃあ次にカムルね」
とうとう俺の番か、もう隠さなくていいなら二人とも呼んでやるぜ!
「二対の神姫よ、空間と時空を掌握せし者よ、顕現せよ《フォスフォラス、ヘスペラス》」
辺りに濃密な魔力が渦を巻く、そして一点の空間に魔力が収束し割れる。そして、中から二人の女性が現れる。
「いやーこっちの世界久しぶり!」
「ヘス、今日もこちら側に来てカムル様と寝てましたよ?」
「あれ?そうだったけ?じゃあ今しがたぶり?」
「まったくヘスは、どうもみなさん私は空間を操る神姫フォスフォラス」
「私は時間を操る神姫ヘスペラスです!」
「これが俺の契約精霊たちです」
あたりは静まり返り気を失い倒れている者、ガクガク震えてこっちを見ている者、まさにその場所は地獄絵図であった
「あれれ〜ここは驚いてる場面なのにな〜」
あまりの状況に俺はがっかりするのであった
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