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王都にて

どうも泡沫もずくです!


今回は少し長めです!


小説の書き方を一人称にすべきか三人称にすべきか迷ってます!時々おかしいですどうか温かい目で見守ってください


拙い文章ですが楽しんでいってくれたら幸いです!



ユミルは乗って来た馬車に戻り、俺は豪華な馬車へと乗り込み王都へ向けて再出発した。


「カムルさんって言うんですね!私の名前はタリア・ユンフォードです!伯爵家の娘です!」


まさか、お嬢様だったか!そんな気がしたんだよだって馬車は豪華だし、護衛だって装備がしっかりしていた。


「タリア様?はなぜ王都に?」


「タリアで構いませんよカムルさん、命を救ってくださった方に様付けなどもちろん敬語もやめてください!」


むくれた顔もまた可愛い!整った顔立ちに金色の髪スラーと伸びた白い足。ユミルは剣術をならってたから程よい筋肉で体はでき、お尻は引き締まっていて成長途中のあの胸が、、、ぶるっ!

うわっ!寒気がしたこの話題は終わりだ!


「大丈夫ですか?カムルさん顔色が優れませんが?」


「ははは、大丈夫で、、だよ!話を続けて」


「はい、わかりました。私も丁度王都の学園に編入するんです。」


「王都の学園?ってことは精霊学園か?」


「いいえ違います、高等学園に行くんです」


精霊学園の他にも武術を学ぶ武術学園アーミット、高等な学問、貴族の流儀などを学ぶ高等学園ユースティア、精霊と契約し、魔法を学ぶ精霊学園ソフィアと三つの学園が王都の中にある。


「へぇーそれはすごいや、俺は勉強できないからな」


「もしよろしければ、向こうに行ったら勉強を見ましょうか?精霊学園も基礎学問はするらしいので」


これは是非お願いしたいな!精霊学園も基礎学問を落としたら留年とか言われたらやだしな。ユミルに頼むとなると対価が必要だしなダリア頭良さそうだし!決めた!


「是非、お願いします!」


「はい、喜んで!」


こうして、俺はタリアとたわいもない話をしながら王都に向かった。道中は先ほどの戦闘が嘘のように静かなものだった。




王都の城壁が見えて来たところで俺は後ろの馬車に戻った。

そこには明らかに不機嫌オーラの女の子が1人本を読んでいた。


「や、やぁユミル調子はどうだい?」


「すこぶる好調よ!」


「なんでそんなに不機嫌オーラ出してのかな〜なんてね?」


「向こうの馬車でさぞかし楽しんだんじゃないの?お嬢さんと2人で?」


なんでこんなに怒ってるのー?ここはあの2人に聞いておくか。


『なんでこんなにユミルは怒ってるんだ?』


『カムル様はもう少しわかってあげたほうが、、』


何をわかれというんだか、まったく。ただ護衛(お話相手)を務めていただけではないか。

そんなことを考えていると城壁の門につき門番らしき人に止められる。


「どのようなご用件で?」


「私たちは精霊学園に入学式があって来ました」


「そうですか学生の方でしたか、なにか証明できるものはありますか?」


俺たちはカバンの中から一枚の紙を取り出し門番に見せる。それは上位精霊との契約を果たしたものに送られてくる特待生枠の入学証明書である


「はい、確認できました。ようこそ王都グランドベルへ!」


ここは精霊学園がある王都グランドベル

中立国家ユニティアという国の王都で亜人、獣人、人間とみなが共存しあっている。

この他にも、亜人族の国ミーティア、獣人族の国アグニ、人間の国ヒューズが主要4大国と呼ばれている。ミーティアとアグニは種族別に国があり総括して二つの大国となっている。


王都へと入り俺たちは馬車の人にお金を払う


「1人銀貨一枚ね」


カバンからお金を出しはらい、ユミルも払いおじさんと別れる


「学園がんばれよ!」


「おう!ありがとう!町のみんなによろしく伝えておいてくれ」


優しいおっさんだったな。時々ユミルをいやらしい目で見ていたが、、、まぁ許してやろう、

一回だけなら


そして、タリアとも別れる


「何かあったらユースティアに連絡ください!すぐ駆けつけますのでカムルさん!ユミルさん!」


「お、おう!わかった」


「そ、それはありがとう」


こうしてユミルと別れ俺たちは明日の学園の特待生の手続きのために宿を探しに行く


大きなメインストリートがあり活気にあふれ道は人の波でごった返していた。


「これは、人がゴミみたいに多いな」


マジでやばい、アリかよ!って突っ込みたいくらい周りは人、人である。


「本当に人が多いわね、いっそここで魔法をぶっ放してあげようか?」


「馬鹿野郎!大犯罪人にでもなるのかよ!」


「じょ、冗談に決まってるでしょ?」


そんな冗談を交えつつ俺たちは宿の前へと着いた。

宿の名前は「安らぎの宿」である

木をふんだんに使ってできた宿で中に入るとろうそくが辺りを照らし綺麗なシャンデリアも付いていた。


「これが王都の宿か、村の宿より綺麗だな」


「あら、そんなこと言ってくれるの?嬉しいじゃない!」


「いや、本当です、、、よ?」


振り返るとそこには筋肉お化けが女の仮面を被って出て来たみたいな化け物が佇んでいた。


「あら、今失礼なこと考えた?ぼく?」


「いえいえいえいえ!滅相もございません!イヤーオネェーサンキレイデスネ!」


いやーびっくりしたってもんじゃない!いきなり振り返れば筋肉モリモリおカマ?みたいなのがいたんだぜ?もうやばい、


「すいません、うちの バカ(カムル)が」


「大丈夫よ褒めてくれたから!!でも、褒めるのがあと2秒遅れてたら彼コッチ側になってたから」


そう言ってこの女の人?は手の甲をほっぺに近づけていた。

えっ!?あぶねーそっち系にされるとこだったー


《そっち系のカムル見て見たーい》


《笑い事じゃねぇーから!》


大爆笑のヘラは置いておいて宿に泊まれるか聞いてみよう。


「あのー2部屋空いてますか?」


「丁度、空いてるわよ?」


「2部屋を一日で」


明日手続きをすれば明日からは学園の寮になるからでここは今日だけの宿である。

本音はこんな宿は今すぐにでも出たい。


「じゃあ、一泊2日の朝ごはんだけね!1人銅貨を8枚ね」


案外良心的な価格だな、見て回ったところここの隣は銀貨一枚である。

お金は、聖貨、金貨、銀貨、銅貨で銅貨10枚で銀貨、銀貨100枚で金貨、金貨1000枚で聖貨である。なかなか聖貨はお目にかかることはない一枚で億万長者であるから!


「私はラルゴって言うの気軽にラルって言ってね!短い間だけどよろしく!」


はいと返事を残し俺たちはそそくさと安らぎの宿を後にする。


こうして俺たちは宿を取り夕食を食べに外に出た。


メインストリートを進むと食べ物屋さんが並ぶ場所に着いた。色々なタレの匂いが鼻腔をくすぐり腹が減る。


「カムルあそこにしましょ!猫の手屋ってとこ!」


それは看板に猫の肉球が描かれ可愛らしい感じだが中からはいい匂いが立ち込めていた。


「よし!ここにしよう!」



「いらっしゃませ!」


中に入ると猫の亜人キャットシーのお姉さんが席まで案内してくれた。

窓際の席で通りを一望できいい席である。


「こちらがメニューになりますが、本日のオススメはこちらのクカイのグリル定食とボアステーキ定食になります」


どちらも捨てがたいが俺は肉を食う!


「じゃあ!俺はボアステーキ定食で!」


「私はクカイのグリル定食で!」


「かしこまりました!」


少し待っていると先ほどのお姉さんが二つのお盆をもち近づいてくる。


「こちらがボアステーキ定食とクカイのグリル定食になります!」


目の前に来るとその匂いは凶器となり俺の鼻腔を殺しにくる。

もう待ちきれん!

ユミルも俺と同じらしくナイフとフォークを持ち


「「いただきまーす!」」


ナイフでボアステーキを切ると中から滝の様に肉汁があふれ鉄板の上をバチバチと音をたて、切った肉を口にいれる。


「うんめー!」


口の中に広がる肉の甘みとパンチの効いたガリクのソース、これまた絶品だ!

ナイフとフォークが止まらない!


2人はあっという間に平らげ食後のお茶を楽しんでいた。


「決めたわ、ここが私の王都での行きつけにする!」


「俺もここでいいや、下手に変なとこを探すよりここは確実だな!」


こうして俺らはここの店の虜になってしまったのであった。


宿に帰り、俺たちは別れ部屋に戻る。

部屋はベットが一つと机とイス一つというこじんまりした感じである。

イスに腰掛け詠唱を開始する。


「顕現せよ我の契約せし精霊よ《リアライズ》」


詠唱が終わるとベットに腰掛ける2人があらわれた。


「いやー、カムル明日だね!」


「あぁ、明日だな」


「カムル様、明日は大変な1日になりそうですね」


そう言ってフォスはニコニコと笑う。


明日はもしかしたら2人のことが知れ渡るのではなかと危惧される。

明日は生徒手帳製作と説明がある。生徒手帳製作の時に魔力を測り精霊のランクも測る。

俺は言ってはなんだが魔力は無茶苦茶に多い、最上位精霊とも契約している。


「はぁー」


「明日のことは明日にならなきゃわかんないさー」


「なので、今は心配せずお休みになられたほうがよろしいかと?」


「そうするよ、じゃあ2人は戻って」


「えっ?戻らないよ?」「戻りませんよ?」


「一緒に寝るの!」


「たまにはカムル様と、、、」


いやいや、こんな絶世の美女の2人と寝るだなんて寝れねぇーよ!


「いやいや、だめでしょ!?戻ってくれ〜」


2人に一生懸命懇願するが2人はウルウルと潤んだ上目遣いでカムルを見つめる。


そんな目で見てはだめだー!こ、断れない!


「わ、わかったから。早く寝るぞ!」


「「さすがカムル(様)!」」


そうして2人に挟まれ俺は一晩中起きていたのだった。


「眠れねーよ!」

















皆様の応援がちからとなります!

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@munikis6290

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