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悲劇1

どうも泡沫もずくです。

最近夏バテ気味です。エアコンに一日中あたっていてはダメなのか?


つたない文章ですが楽しんでいってください

本当に時間が止まっていたらしく目の前の情景は契約をする前と変わっていなかった。自分の手の甲を確認するとそこには二つの円が重なった紋章がくっきりと残っていた。やっぱりあれは夢じゃなくて本当のことだったのか。


「カムル精霊と契約できた?」


「ああ、問題なくできたさ」


「へぇ~どの位の精霊と契約できたの~?」


こういう顔をするユミルは絶対に自信があるときの顔だ。うあー言いたくねぇ絶対こいつより上の位の精霊だろ俺の精霊。でも、いいのか?簡単に「最上位と契約しましたー」って言って大丈夫なのか


『それは別に大丈夫ですが、カムル様の生活に支障をきたすのではないのでしょうか』


「うお!!どっから声が?」


「どうしたのカムル急に声って何?」


「いや、なんでもない多分空耳だ」


『これは空耳じゃないぞ~念話だよ』


『これは契約したものに与えられる恩恵で、念じるだけで話せますよ。』


そういうことだったのか、だから直接頭の中から声が聞こえてきたのか。納得納得


『それよりお前たちのことどうやって紹介すればいいんだ?』


『素直に言ってしまうのは避けたほうが良いかと上位精霊ということにしておいてください』


『そうそう素直に言ったらカムルっち実験台にされちゃうかもね!あはははは』


笑い事じゃないんですけど、実験台って絶対やだな。よしこいつらのことは隠そう、いや待てよ二体同時契約っていいのか?


『二人いっぺんに契約しましたーっていいか?それとも一人だけのほうがいいか?』


『そうですね、一人だけにしましょう。もちろんこのフォスフォラスということで』


『ちょっと待った!!ヘスでしょう!ここはこんな年増よりいいでしょ?カムルっち』

 

『ヘス?聞きづてなりませんね。だ・れ・が年増と?あなたと一緒の年なのに?』


二人は俺の頭の中でけんかを始めた。よしここは黙っておこうこれが最善の手だと思う。


「ねえ、さっきから聞いてるんだけどどのくらいの精霊と契約したのよ?」


まだこの会話続いてたのかよと思いながら俺は答えた


「上位精霊だよ、ユミルどんな奴と契約したんだ?」


「もちろん、上位精霊よ」


そんなことなどを雑談していると森のほうから耳をつんざくような咆哮が聞こえた。するとそれはこちらに向かって走ってきていた。


ドガーン!!


目の前に血走った目でこちらを睨んでいる獣が一体現れた


「皆さん!!村に逃げてください!!ここは私がなんとかします!!」


呆然としていた子供たちが一斉に我先にと村に向かって走っていった。ルズエルトは詠唱し魔法を魔獣に向けて放った。

魔獣に直撃し反対側のルズエルトに向かって走っていった。



「あれは、ブラッディエイプ。あんな魔獣こんな浅い森に現れるわけないのに、、、」


「そんなことは今はいい!!逃げるぞユミル!」


俺はユミルの手を掴み走り出した。しかし、その魔獣は僕らを追い越し目の前に立ちふさがった。その口にはみたことのあるそれがぶら下がっていた。


「ル、ルズエルトさん?い、、や、、いやーーーー!」


「ユミル!しっかりしろ!ユミル!!」


ユミルは意識を手放してしまい倒れそうになるところを素早くユミルを担ぎ目の前のブラッディエイプに向き合う。

目の前のそれは圧倒的捕食者である。涎を滴らせ俺たちを見つめている。


「俺らはその餌かなんかか、、くそ!、、ふざけんな!」


俺は立ちふさがるブラッディエイプとは逆方向に走り出した。後ろからは地面を鳴らし追いかけてくるブラッディエイプがいた。しびれを切らしたのかそいつは跳躍し俺らめがけて拳を振り下ろしてきた。俺はそれを間一髪で避けたがその攻撃の余波で吹き飛ばされユミルは地面を転がり、俺は木の幹に体を強打させた。痛む体と朦朧とする意識の中で近づいてくるブラッディエイプを睨む。そして、ブラッディエイプはその腕をふり抜いた

しかし、痛みはやってこずやってきたのはさっきまで頭に響いていた声だった。



「申し訳ございませんでした。精霊武装の調整に時間がかかってしまいました。」


「カムルっち!!さあ反撃開始だよ」


そう言うと二人は魔力となり俺を包み込む。ああなんて暖かくて安心感のある魔力なんだ。頭の中に聞いたことも見たこともない詠唱が流れこまれていく。体からあふれ出る余剰魔力で蜃気楼ができる。そして、俺は詠唱を開始した。


〝時を支配し、空間を掌握せし二対の虚ろわぬ神よ、この身に纏い災禍を薙ぎ払わん力を与え給え≪アル・マデア≫!!〟


『『イエス・マイロード』』


その瞬間、魔力があふれ出し体の周りを渦巻いていく。魔力の嵐が去り中からは白銀のコートを纏い、片方が蒼穹の目を鋭く輝かせ、威風堂々の覇気を感じさせる者がいた。


『カムル様よく似合っています』


『うんうんかっこいい!!』


『ありがとう、でもなんか痛いやつみたいじゃない?』


白銀のコートに片目は青色これやっぱりいたいな。ユミルに笑われそう、、、

まあ今は目の前の敵をどうにかしよう。

敵に向き直り魔力があふれ出る。


「さあ、いこうか!!」


『『はい!!』』






今日はこのままもう一つの話も投稿する予定です!!

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