フィクションの未来の話
不要な話や雑談をする気はないが、これから話すことに関係して、大まかな略歴だが、見てきたわけではなく、大半は序章で僕に銃を渡そうとした彼女や、仲間から聞いただけの話だが、少し遠い未来の話をしようと思う。
換算して僕が生まれて、少なくとも数百年以上先の時代の話だ。
架空の話、言わばフィクションと言えばそこまでだが、繰り返すがこれから話すことに良く関係している話だ。
最初の発端は数百年後のある大学の研究施設でのことだ。
詳しい大学名や、学部などは忘れたが、本格的な原理こそ不明だが、資源エネルギー開発の実験中に偶然、実験中のエネルギーを使い、時間航行が可能な技術が発見された。
タコ型の火星人の侵略を描いた「宇宙戦争」で有名なSF小説家、H G ウェルズが著した時間旅行の代名詞とも言える小説、「タイムマシン」が実現したわけだ。
一方で正確には未来ではタイムマシンと言われていないのが現実だ。
Generative
Automatic
Transporter
Energy And Entrance
略称して『ゲート』と呼ばれている。
直訳だけど「出力自動移動資源および進入路」だ。
夢物語が実現したと言えば聞こえがいいが、空想の物語の中で時間航行の話は数多く存在し、利益利用や歴史変革と言う悪用を懸念した国際連合をはじめとする国際機関は悪用を防止する『ゲート法』を制定し国際間で条約に同意及び締結した。
時間旅行の一般人の使用許可などの準備も開始され、条約締結なども良好に進み、反対運動や技術破壊を目論む運動やテロも起きず、奇妙なほどにことがうまく進みすぎていた時、事が起きた。
ゲートが開発され、条約が締結された数か月後のアメリカのニューヨーク、国際連合本部ビルの頭上に突如としてUFOのようなものが姿を表し、上空で静止していたことだった。
ヘリコプターや戦闘機が固定した位置を飛行し続けることをホバリングと言い、UFOは上空で静止していたが、ヘリコプターや戦闘機と異なり、ローターの回転音や推進剤の起爆音、飛行時の金属音もなく上空に無音で静止していた。
Unidentified
Flying
Object
未確認飛行物体とも言われ、UFOはSF小説やオカルト雑誌にも登場し、正体が謎に包まれ、飛行機の見間違いや光の屈折の勘違い、数多くの説が存在するが、一番有力なのは地球外生命体、言わば宇宙人の乗り物だと言う説が一番妥当だ。
タイムマシン続いてUFOや宇宙人の実在と言えば馬鹿な話と言えば馬鹿な話だが、まさにその通りで、UFOには人間に似た地球外の知的生命体が複数搭乗しており、UFOから姿を表した。
ゲートと言う時間航行技術を手にした地球人類に対し、時間航行を利用した侵略や惑星資源強奪などの悪用を懸念し、防止するために惑星、文明間での条約を締結するため、やむを得ず姿を表したのだ。
こうして未来では異星人間との交易と時間航行の全盛期が幕を開けたと言うのが良くある話だが、話はここでは終わらず、これより先の話になる。
次に登場したのは、科学の通用しない未知の力、一般的に『魔法』と呼ばれる力だった。
東洋、西洋、闇、錬金術、古代近代、歴史にも載らないような小魔術、例を出していけば切がないが、魔法を使う人間たちも姿を表したのだ。
ここと表現するが、言わば人間が生活する世界とは異なる世界と、侵入する方法や入口などをも証明したのだ。
加えて、竜や人魚(魚人とも言えるが)、妖精、幽霊、巨人小人と、魔術同様に例を出せば本当に切りがないほどだが、ゲート開発以前までは人間の有史上人間の空想や幻想上の領域の生物の実在が確認された。
時間航行と言う技術は何にしても人間たちだけが実現した技術で、何にしても人間たちは時を自由に移動することを可能にして、科学にしろ、魔法にしろ、何にしてもどの文明にしても頂点に立つこととなった。
ゲート法も人間外の知的生命体との交流、交易、交友を考慮した内容へと改訂され、『ゲート条約』として再制定された。
反対などのテロや運動も起きず、話がきれいに進みすぎて昔話よろしくめでたしめでたしとも言えるが、これが現実で、僕が聞いた限りは、ゲート完成以後にゲートに関連した大きな反対運動や問題の類はこの後話す2つ以外に起きていないと言われている。
1つが後に話すが、これからも話し続ける話の本題にかかわることで、次に話すことに関連しているので、順序を追って話すが、これ以上何か出てくるのかと言うが、次に出てきた存在が最初の問題を引き起こした。
僕の想像の作り話だと言えばそこまでだが、まだ何が出てくるのかと疲れてあきれ果ててている人間もいると思うだろうが、次に姿を表したのはどんな存在においても実在の証明ができなかったとは言え、もっとも偉大な存在だった。
――――――――――『神』――――――――――
一言で言えば簡単だが、この一言で言い表すには表現の限界のある存在だった。
ある程度言語や文化に精通した人間なら知っていると思うが、神は、実際神と言う名前ではないことが多く、人間たちが本当の名前を呼ぶことすら恐れ多いとし、敬意を込めた別称が妥当であると言われている。
僕は純潔の日本人で、ルーツをたどれば崇拝している宗教は仏教ではなく、珍しいことに日本神道のようで、宗教において詳しい知識は皆無だが、仏教と作法がかなり異なることや、一般教養程度の知識は持っているつもりだ。
話しが飛ぶが日本では第2次大戦前の政治に国教、言わば日本神道を融合させた政教一致させた政治が戦争を助長させたとし、宗教関係の教育は、キリスト教などの一部の学校を含め、完璧とまでは言えないが教育をほぼ禁止している。
憲法上でも制定され、近代的憲法を持つ国家として近代国家と見本的とも言われ、西洋圏や他国の人間は聖書や国教の話をよく知っているが、日本人が宗教の知識が少ないのはこのためだ。
一般人に仮に質問するとして、
『キリスト教は聖書、イスラム教はイスラム法典、仏教はお経、では日本神道で相当するものは?』
質問をした際正しい回答は、
『古事記』『日本書紀』などがあげられるが、最近の人間に答えられる可能性は少ないと言える。
加えて、仏教では墓だが神道では奥都城、1周忌を1年祭と呼ぶなど、葬儀関係で説明したが、年中行事などの名称がかなり異なっている。
追従し、新渡戸稲造の著した『武士道』や著者は異なるが、『葉隠れ』をはじめとする武士道の精神が道徳や社会模範の見本となっているためだ。
キリスト教やイスラム教、仏教は世界3大宗教と言われて、西洋圏、イスラム圏、中国やインドなどの現在のシルクロード圏でも同様に法的に規制されているものが多いが、教典の教えなどは圏内精神に根付き、社会模範の確固たる地位を獲得している。
何にしてもどこの国や宗教にしても多く共通しているのはこの世界や生命を創造すると言う偉大な事柄や奇跡、崇高であり、聡明であり、尊敬や経緯に値する偉大な意思を持った存在であることは事実だ。
――――――――――「光あれ」――――――――――
キリスト教徒など、一部の宗教の知識を持つものならばわかると思うが、キリスト教の旧約聖書で神が最初に発した言葉であり、こうして光がこの世界に創造された。
この世界の創造が始まり、以前までは闇しかない世界とも定義できない世界だったと言える。
無論聖書などは創造の話とされているが、この光が誕生した瞬間は激しい爆発だったとされ、『ビッグ バン』とも言われ、僕の生まれる半世紀ほど前までは神話の話の世界だったが、宇宙の創造時に実際現実に起きていたことが科学的に証明されている。
聖書の話や神話にはいくつか事実が存在しているとも言われ、うそのようだが、「モーセの十戒」が現実にある場所で起きたとして、科学的に研究している人間がいるとの話も存在している。
彼らと言う表現は状況的に恐れ多いかもしれないが、何にしても人前に姿を表した彼らは、敬意を示す人間たちに対し、友好的に条約締結を望んだ宇宙人や魔法使いなどと違い、条約締結などを一切拒否した。
ビッグ バン、言わば世界創造前の時間航行による歴史変革は宇宙そのものの存亡にかかわり、不完全な存在である人間やほかの知的生命体でも時間航行を管理する資格は一切ないとし、ゲート技術の一方的な放棄を要求してきたのだ。
―――――これが1つ目の問題、第3次世界大戦の引き金となった。
放棄を要求したとしたが強制と言うべきで、世界各国で神々は時間航行技術を生み出した人間たちを非難し、天罰や見せしめと言い、一部の国家や地域に対し、言葉通り神の御威光通り、天変地異や暴動殺人を引き起こさせた。
旧約聖書に見られるように、バベルの塔建設に反対し、複数の言語を生み出し人々の調和を乱したことや、ノアの箱舟の様に世界を覆う大洪水を引き起こすなど、神の力は全知全能、万能とも言われ、人間たちに対し、開戦前までは神側は当初は優勢だった。
人間側は彼らに敬意を払い、平等な条約締結に持ち込もうと粉骨砕身したが、神側は結局反応を一切変えることはなく、神側との相容れない状況に対し、人間と神は本格的な世界大戦へと発展した。
――――――――――惨敗だった。
第3次世界大戦は人類などの知的生命体と初の人間以外、神との本格戦闘として歴史に刻まれ、結果として10年と言う長い歳月の戦争となったが、結果は最終的に圧倒的な惨敗に終わった。
意外だが、人間側ではなく、『神側』の惨敗である。
敗因原因は多々あるが、大きな1つは、神側の火力だった。
15世紀ごろ日本に伝わった鉄砲を始め、表現としては問題があるかもしれないが、広島、長崎に投下された原子爆弾などのA兵器、細菌などのB兵器や毒ガスなどの化学物質を使ったC兵器など、人間側の個々の火力が高く、近代化しすぎていたためだった。
一方で神側の火力は神の力で、天変地異などを利用し、圧倒的火力を見せることがあったが、開戦当初から効果が少ないことがわかり、使う機会は減っていった。
人間たちが銃など火薬主導に対し、火薬を使わない弓矢や剣、投擲機(岩などを遠心力を使い遠くへ放り投げる大きい機械)など、原始的な武器が主導で、神側は火力的に圧倒的に不利に追い込まれていった。
2つ目が指揮系統だった。
歴史を知ればわかると思うが、人間の記録に残る紀元前紀元後の歴史を含め、5000年以上の歴史の下で、人間たちは様々な政治体制や思想を創造し、変更し、加えて行った。
政治体制などを含め近代的で効率の良い指揮系統を持ち、迅速な指揮がどこの戦場も問わず確実に伝わっていた。
無線機や電波信号、衛星通信、言わばウェブを使い遠方からの指揮も伝達され迅速で効率的だった。
対して神側は紀元前以上の時代から続く人間から見れば封建体制的で、時代遅れな差別や世俗的な指揮系統を続け不効率や乱雑や個々の適当の限りで、指揮系統は非常に乱れていた。
上位の要人が開戦当初から捕虜となるなど、敗戦は最初から必然的な事態へと転向して言った。
追従し、体制の腐敗や一部の戦争不参加、人間側への裏切り、加担、亡命、情報提供と言った敗戦化傾向一直線の事態が裏表問わずに起きていた。
3つ目に、2つ目の問題に関係する事柄の1つだが、ホモ ハイブリッダー(以下ハイブリッダー)と言う人間側の最新兵器だった。
『絶対火力』『大量殺戮破壊兵器』『万能兵器』とも言われ、敵味方ともに恐れられた、遺伝子改良された人間たちだった。
長くなるので省略して後述するが、単体の能力は神をも凌駕し、戦争を圧倒的勝利へと結びつけた要因の1つともなった。
人間側が神側に対し、虐殺とも言えるほどの大勝利をおさめ、大戦終結後神側は人間側から、神のゲート使用の特例を除く不許可および、技術や情報提供、戦争被害による賠償金請求、治外法権無効、関税自主制限などの不平等条約締結を強いられた。
一般論で言えば神が負けるなど馬鹿な話とも言えるが、安全神話と言う言葉を文字通りに崩壊させた神たちに対し、不平等条約締結や賠償金請求は責任追及の1つとして当然の事態と言えた。
―――――本当に話したいことはこの後だ。
大戦終結後、国際連合は人間たちの立場で製作された法や体制を、変化しすぎた現状に対応し、見直すために国際間の組織の再編成を行い、新たな本格的国際組織ORGを結成した。
Operation
Restarting
Globalization
正確にはオーグと呼ぶが、日本語が使用できる圏内の一部では、オーグが『機構』を意味する『Organization』の略と勘違いされたり、覚えやすいと言う理由からか、「機構」と呼ぶ愛称が定着している。
国際組織と表現したが、機構以外にも組織は存在し、多くは愛称だが、機関、連合、連盟、連邦、同盟など、多くの国際機関が存在し、機能しているのが現実だ。
加えて機構は、時間航行を取り締る半分民間半分国営の企業を立ち上げた。
Weapons
And
Rescues
Professional
通称『ワープ』で、悪く言えば『オーグの犬』『機構の番犬』『ワーパー』と言われて、時間航行の治安維持や犯罪捜査を行っている組織だ。
Warriors
And
Revolution
Professional
ワープの組織編成は非常に洗練され、第3次大戦前に国連が極秘裏に前衛となる組織を結成し存在していたと言う説が多々あるが、別の名称なども判明しているなど、証拠は多々存在するが、機構は事実を否定している。
組織にまとまりがなくまた戦争が起きる可能性があると言えば際限がないが、本題となるべき事態は未来だが、あきれるかもしれないが、公務員のお役所仕事の分別的とも言えるが、機構の管理下で起きた事態で、現在はワープの管轄の事態だ。
――――――――――ブロークンゲート事件――――――――――
本題に関係する事となる事柄はそう呼ばれている。
第3次世界大戦後から3年後、機構の創設、ワープの企業立ち上げに続き、「ゲート条約」を「ゲート管理法」として再制定した後に事件は起きた。
場所は現在で言うアメリカ合衆国首都ワシントンDC、ここに置かれていた巨大なゲート装置が突如として爆破されたのだ。
ゲートはタイムマシンだと説明したが、H G ウェルズの小説や日本のアニメ「ドラえもん」、ハリウッド映画の「バックトゥザフューチャー」のような乗り物ではなく、時間航行用のエネルギーを発生させる巨大な装置で、これが爆発したのだ。
新型エネルギー開発中に偶然開発された産物でもあったゲート装置の爆破はたくさんのけが人や死者に加え、人権的にも経済的にも、宇宙誕生史上最悪の事件として伝えられ、甚大な被害を与えた。
これも長くて詳しく記述するのは後になるが、ゲートによる時間航行は生態系にも影響を与えているのか、奇妙な生物が事件現場に突然大量に出現し、人を襲い一部の被害は生物によるものと言われている。
事件後すぐに機構はワープに命令をだし捜査に乗り出し、時間航行技術をももちいて捜査し、30人以上の容疑者を割り出すことに成功したが、事件はそのうち2人の容疑者が自首したと言うことで、一時的な終息を終えた。
容疑者全員についてはこれも省略し、いずれ後述するが、終息したと言うよりも、強引におさめたと言う方が正解で、容疑者2人の言い分上、機構たちは引き下がる以外に方法がなかった。
―――――時限崩壊を企むテロリストがいる。―――――
―――――ゲート爆破は阻止するために止むおえない判断だった。―――――
―――――他の容疑者は金で雇ったり、脅して強制労働させていた。―――――
2人の取り調べの情報は多々存在したが、何にしても答えを簡単に表現するとこれ以上の追及は不可能と言え、2人は処分を覚悟しての自首だったが、これについても問題が発生した。
1人がハイブリッダーで、もう一人は口述に関係するが、ハーフ ハイブリッダーであり、極刑的な処分を与えることができず、自首したこともあり、情状酌量の余地があるとして、機構は2人に司法取引としてある処分を言い渡した。
―――ワープに特殊部隊を結成し両名を司令官及び副司令官に任命する。―――
―――時限崩壊を企むテロリストを捜査及び、企画を阻止せよ。―――
―――君たちの都合上、拒否権は一切合切存在しない。―――
2人には反論の機会こそ与えられたが、言葉通りに拒否権は存在せず、機構の犬として、働くこととなった。
―――――この2人こそ、史上最悪の2人となる男たちだ。―――――
かなり長い話を書いて疲れたから、僕は再び一度失礼する。
―――山中一輝さんが当サイトからログアウトされました。―――