『蒼の女神 暁の聖女』皇室(随時加筆)
とりあえず登場人物紹介。ネタバレ含む。
【ヴィーフィルド皇王家】
シェラン
〈シェランティエーラ=リディオス・レイア・グリンディエタ・リュオン・ヴィーフィルド、地球では古賀星羅〉
主人公。ヴィーフィルド皇国第一皇女。個人紋章は月薔薇。皇位継承権第二位。黒髪黒眼。
ヴィーフィルド皇紀にして3998年生まれ。
五歳で異世界・地球に渡り、そのまま九年間暮らしていたため、中身は普通の女子中学生(のはず)。ただしヴィーフィルド皇王家の特徴でもある人外の美貌を誇る。美少女すぎて誘拐されかけまくった(←全て未遂)ので、初対面の人間に対しては異常な警戒心を発揮する。単に人見知りが激しいだけという意見も。
いろいろやらかして聖女(闇女神の代行者)と崇められる。
自称・平和主義者。禁酒禁煙至上主義。
(名前の意味:蒼き刻の女王たる星の祝福を受けし暁を呼ぶ娘)
リダーロイス(リダー)
〈リダーロイス=ガイウス・レイ・アルスレッド・ノラ・ヴィーフィルド〉
ヴィーフィルド皇国皇王。個人紋章は獅子。黒髪蒼眼。
割と自由で気まま、そして意外とわがままだったりする。愛妻家か恐妻家かで大いに人からの意見が分かれる。
周辺諸国には苛烈な武王として恐れられているが、孫娘(←シェラン)には甘い。単なる爺馬鹿という意見も。
ユーライア(ユーリ)
〈ユーライア=セラフィナ・レイア・アルシノエ・オルス・ヴィーフィルド〉
ヴィーフィルド皇国皇妃。個人紋章は雪百合。金髪紫眼。
ファナルシーズとフィオルシェーナの母親。ヴィランド公爵家出身。
三大「ヴィーフィルド皇国で怒らせてはいけない人」の一人。
おっとりした雰囲気に騙されてはいけない。
ファナルシーズ(ファース)
〈ファナルシーズ=アリオス・レイ・カストルード・エディス・ヴィーフィルド〉
ヴィーフィルド皇国皇太子。個人紋章は一角獣。皇位継承権第一位。皇太子としてのヴィクトリアス公爵位と、聖騎士位も持つ。黒髪紫眼。
シェランの実父。リダーロイスの嫡子。ヴィーフィルド皇紀3978年生まれ。
怜悧冷徹冷酷非情な氷の皇太子と恐れられているが、娘には甘い。単なる親馬鹿という意見も。苦労性。恋には一途。
妻に対しては頼むから馬より自分の方を見てくれと思っていた時期もある。今はもう何となく悟りを開いた心境。
イリアーナ(イリア)
〈イリアーナ=オリエル・シュリミナ・アルス・ヴィーフィルド〉
ヴィーフィルド皇国皇太子妃。個人紋章は睡蓮。金褐色の髪、若草色の瞳。
シェランの実母。セライネ伯爵家出身。ヴィーフィルド皇紀3981年生まれ。
七歳で高い巫覡の才を見出され、ファナルシーズとの婚約が決まるまでのほとんどの人生を神殿で過ごす(実家にはちょくちょく帰っていた)。異能『千里眼』『魂寄せ』を持っていたが、シェランを産むのと引き換えに巫覡の才と『魂寄せ』を失う。
趣味は乗馬。馬が大好き。
たおやかな見かけだが結構じゃじゃ馬。
クリスティエラ
〈クリスティエラ=イザベル・レイア・エルリアーナ・オルス・ヴィーフィルド〉
ヴィーフィルド皇国皇太后。個人紋章は花菖蒲。金髪、琥珀色の瞳。
リダーロイスの実母で、シェランの曾祖母にあたる。ヴィシュアール公爵家出身。
嫁いだ直後に実家の当主であった姉が亡くなり、他に後継者がいなかったため一時期ヴィシュアール公爵を兼任していた。
厳格で公正な性格。シェランには厳しく接するが、それは皇太后として世継ぎの皇女である曾孫を思うが故。
先代皇王である夫・アライオースからの信頼は厚く、また寵愛も深かったが、公務が忙しすぎて子供は一人しかできなかった。
現在はシリンベルのマリルーシャ離宮で余生を送っているが、皇妃、皇太子妃、皇女、身内の女性とは文通している。理由は不明だが特に皇太子妃がお気に入り。
【ヴィライオルド公爵家】
ルークセイド(ルーク)
〈ルークセイド=エミール・レイ・カリングラード・オルス・ヴィライオルド〉
ヴィライオルド公爵。先代皇王の実の甥。リダーロイスの父方の従弟。個人紋章は豹。皇位継承権第五位。黒髪。
皇王に対して遠慮がない人の一人。時々皇王のことを「従兄上」と呼ぶ。
ジェレストール(ジェス)
〈ジェレストール=サイラス・レイ・ライシュタット・オルス・ヴィライオルド〉
ヴィライオルド公爵家の嫡子。ライシュタット卿。個人紋章は狼。皇位継承権第六位。金髪。
ファナルシーズの再従兄にあたる。
イルヴァース(ルヴァ)
〈イルヴァース=ルーファス・レイ・カルスルーエ・オルス・ヴィライオルド〉
ルークセイドの長孫、ジェレストールの長子。カルスルーエ卿。個人紋章は鷲。皇位継承権第七位。金髪碧眼。近衛騎士団所属の聖騎士。ヴィーフィルド皇紀3994年生まれ。
笑い上戸。
ソルディース(ソール)
〈ソルディース=リアード・レイ・リヒトクライス・オルス・ヴィライオルド〉
ルークセイドの次孫、ジェレストールの次子。リヒトクライス卿。個人紋章は鷹。皇位継承権第八位。金髪碧眼。近衛騎士団所属の聖騎士。ヴィーフィルド皇紀3996年生まれ。
大人の事情と自分自身の感情と皇族としての誇りその他諸々により、シェランの婚約者となる。
【ヴィシュアール公爵家】
アルトレイス(アル)
〈アルトレイス=ラウルス・レイ・アルモリック・オルス・ヴィシュアール〉
シェランの父方の従兄。アルモリック卿。個人紋章は梟。皇位継承権第四位。黒髪藍眼。王子宣下を受けているため、王子を名乗ることもある。近衛騎士団所属の聖騎士。ヴィーフィルド皇紀3995年生まれ。
従妹至上主義。従兄妹と書いて「きょうだい」と読むと本気で思っている節がある。「氷の貴公子」と呼ばれているらしい。頭は切れるが、それに比例するように堪忍袋の緒も切れやすい。
苦手なものは母親。
フィオルシェーナ(フィオ、フィオナ)
〈フィオルシェーナ=アリエラ・レイア・ミリディアナ・シリル・ヴィスル・ヴィシュアール〉
ヴィシュアール公爵夫人。ファナルシーズの双子の妹、アルトレイスの母。個人紋章は鈴蘭。皇位継承権第三位。黒髪紫眼。元皇女で、降嫁したため家名の前に「ヴィスル」が入る。
言ってしまえばマッドサイエンティスト。高飛車な性格で、典型的な女王様気質。三大「ヴィーフィルド皇国で怒らせてはいけない人」の一人。座右の銘は「一に実験、二に検証。三四は内緒で五に実験」。彼女とまともに渡り合えるのは、母と夫の他にいないとか。
ルーネイス
〈ルーネイス=カイン・エスタース・オルス・ヴィシュアール〉
ヴィシュアール公爵。個人紋章は牡鹿。ロイセイルの息子、アルトレイスの父、フィオルシェーナの夫。
フィオルシェーナに惚れ込まれて押しかけ女房され、それをいいことにこれ幸いとリダーロイスから後継者不在で浮いていたヴィシュアール公爵位と領地を、フィオルシェーナごと押し付けられる。食らったとばっちりは、作中では他の追随を許さない。父・兄(←皇王・皇太子)も裸足で逃走するフィオルシェーナに、母(←皇妃)以外で対抗できるほぼ唯一の人。
ロイセイル
〈ロイセイル=ジュール・フォン・エスタース〉
ヴィーフィルド皇国の宰相。アルトレイスの父方の祖父。腹黒。皇国の頭脳と称される。
元は小身貴族だったが、リダーロイスに取り立てられた。息子が皇族に婿入りし公爵位に就いたため、準皇族の身分を持つ。
【ヴィランド公爵家】
ギルトラント(ギル)
〈ギルトラント=ジェラール・レイ・ハルトウィン・オルス・ヴィランド〉
ヴィランド公爵。皇太子ファナルシーズの母方の従弟。個人紋章は虎。金髪紫眼。
先代公爵だった父の急逝を受け、十八で公爵位を継いだ。ジェラルド騎士団の団長をも務めるヴィーフィルドで指折りの聖騎士。
女遊びは結構激しいらしい。
【ヴィルフォール公爵家】
エデルガルト(キティ)
〈エデルガルト=リシャール・レイア・クレモンティーヌ・オルス・ヴィルフォール〉
ヴィルフォール公爵。ギルトラントの婚約者。個人紋章は木蓮。金髪青眼。
早世した兄の代わりにヴィルフォール公爵家を継ぐ。正騎士位を持つ。
ギルトラントより二歳年上。いつ結婚するのかは未定。
オルトリーエ(オリエ)
〈オルトリーエ=クラリス・レイア・エレンディータ・オルス・ヴィルフォール〉
エデルガルトの姪で、後継者。ウェスタール卿。個人紋章は向日葵。正騎士位を持つ。
ヴィーフィルド皇紀3997年生まれ。
男嫌い。
ルイスリード
エデルガルトの兄、オルトリーエの父。故人。