元旦
明けましておめでとうございます!
今年もこのシリーズ(?)をよろしくお願いします!
「明けましておめでと~!」
「………何故夜中?」
あけおめは零時に言うのが基本でしょ? あっちでも皆で言い(返信し)合ったし。
「そして毎度ながら何故家で?」
「広いじゃん」
「皆集まりやすいし」
「私もここならこの時間帯でも出てこれるし」
カラシャおじさんがリリアナなら大丈夫とか言ってたらしく、そのお陰かシティアルならと許可されている。
マジ感謝。
「で、そこでぐったりしてる二名は」
「伯父様の手伝いさせられていた二人ですね。適当に置いとけばそのうち起きますよ」
ゼクトと王太子殿下、すごいぐったりしてるけど。
「大丈夫ですよ。寝てる私を蹴り起こすくらいですし」
「そう言いながらゼクトを蹴るな」
「このくらいなら耐えますよ。魔法打っても死なないですから」
だからって蹴らない。そして人に向けて魔法を使わない。
「ビンゴやろビンゴ!」
「景品」
「人形ならいっぱいありますよ?」
かなり多いな!? どんだけあるの。ゼクトと王太子殿下が埋もれてるけど……。
「……リリー、人形これ以上出すな。暑苦しい……」
「再従妹殿、ちょっと、これ、どうにかして」
「え、もっと温度上げます?」
「「やめろ」」
待って、リリアナ二人に何してんの!?
「リリアナ、何した?」
「寒いって言ってたから魔法で二人だけ暖かくしてあげてるだけですよ」
「冷やそうとすると魔法消されるし」
「何もしないとくそ暑い……」
リリアナ、止めたげて。二人がぐったりしてる理由先生じゃなくてそれでしょ。
「半分はシエル」
「もう半分は再従妹殿だけどね……」
「リリアナちゃん、解いてあげて。私に被害くるから」
「オリヴィエ様に行くだけならこのままで」
「「後で覚えとけよ!」」
「夏にこれやっとけば面倒が減りますかね」
「リリアナ嬢、周りを片付けるのがいなくなるぞ」
ゼクトが動かなくなる前提でアストロさんも話しないで。
「お菓子欲しい」
「暴食さん、うるさいです」
「リリアナちゃん、そこ突かないで」
「なんでいるの……」
「俺からしたらお前がそうだよ。神殿いろよ」
「あんたはさっさと自国に帰りなさいよ」
そこでまた争い起きるのはなぁぜ?
「犬猿の仲がすぎるだろ」
「まぁ、殺り合ってた仲が『はいそうですか』と仲良しこよしな訳がないですよね」
「そこが殺り合ってた訳よ」
「意見の不一致」
「あいつらとつるむなってうるさいんだもん。こっちは研究できりゃ良いってのに」
「それで味方ごと殺ってたら意味ないの! 何人被害出てると!」
「それはこっちの管轄じゃないし。あいつが責任取ってるし」
はいはい。逸れてるよ。
「お酒飲ませればそのうち両方潰れますよ」
「ユートの取ったらまた怒られるぞ」
「ユイが客人用に買ってきたのがありますよ」
ユイさん有能。
この後、お酒飲んでないリリアナとクロフィム以外酔い潰れた。何かゲームして遊んでたようなしてないような……。