日本に帰れるらしい!?
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終わりを告げる。
「──終わりだ!」
ここまでの道のりは長かった。もう、薄れかけているお米の味。日本に帰りたい。今でもそれは変わらない。そしてきっとこれからも変わらないのだろう。
『──か?』
俺は、普通のサラリーマンとしてやってきた。別に不自由をしていたわけでもないし、なにか凄いことが起こったとか、そんなこともなかった。だけど、ある日突然、俺は異世界に転移させられてしまった。最初は混乱していたが、これでも社会人。冷静になるのは割と早かった気がする。
魔王を倒すために俺は勇者として名を馳せた。異世界人だからなのか、その世界ではたぶん一番強かったのだろう。魔王を倒すことができるのは勇者だけだと担ぎ上げられなんど胃を痛めたことか。
それでも、今この瞬間に俺は魔王を倒した。異世界人という最初から強いはずの俺でも訓練をしなければ勝てなかった。かなり強かったのであろう。
しかし、倒したところできっと俺は日本には戻れない。戻す方法がないのだから。
『聞こえますか?』
「誰だ?まだいるのか?」
魔王を倒したから、あたりの魔物は弱体化しているはずだし、放置しても大丈夫だろう。しかし、魔族となると別である。魔族は喋ることができるのだから。
『私は、女神です。あなたは遂に魔王を倒してくださいました。その名誉をたたえ、あなたの住む日本に帰そうと思います』
俺は呆然とする。今までなんのために魔王を倒さなければならないのだろう、とずっと考えてきた。しかし今、俺の願いが叶えられようとしているのか?
『ですが、すみません。実は、帰るときにあなたの肉体は持ってこれないのです。こればかりはどうにも・・・ですから、私が創ってもよろしいでしょうか?』
急展開だが、そもそも異世界に来た、ということでそれには慣れている。
「ああ・・・じゃなくて、はい。日本に帰れるのならば肉体など新しくても」
女神様の前なのならば俺が日本にいた時みたいにきちんと敬語を使おう。異世界ではあまりそういう文化がなかったから敬語ではなくなっていた。
『ありがとうございます。では、いってらっしゃいませ──めっちゃ美少女にして差し上げますわ』
「え?え?いや、ちょ──!」
そして俺は、光に飲み込まれていった──。
「なんか最後キャラ変わってない──!?」
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