恋焦がれて
高校1年生の美咲は、学校でクラスメイトの智也に恋をしていた。
智也は、陸上部のエースで生徒会長、クラスでも人気のムードメーカーだった。
美咲は、智也のことを知るために、陸上部の練習を見学するようになった。
練習中の智也は、とてもかっこよく、美咲の心をときめかせた。
ある日、美咲は智也に話す機会を得た。
智也は、美咲のことをクラスメイトだけではなく、部外者だった時でも覚えていた。
美咲は智也の学校に転校する前、公園で1人泣いていた。
美咲は学校で妬まれ羨ましがられていじめられていた。
美咲の容姿、学力のどれを取っても敵う生徒はいなかった。
学校の誰もが美咲の容姿と学力をみていて、美咲を見ていない。
その事実が美咲にはいじめよりも辛かった。
美咲の視界が涙でいっぱいの時、優しく声をかけてくれたのが智也だった。
智也は体力作りの一環で、偶然その公園を通りかかったのだ。
智也は泣いている美咲に戸惑いながらも、美咲の話を聞いた。
美咲は拙くなりながら、必死涙を溢れさせながら智也に話した。
美咲がどれだけ陰で努力をして、親に振り向いてもらうために孤独と戦っているか。
智也は美咲の瞳を見つめて、真正面から美咲の気持ちを受け止めた。
智也はとても努力家だった。
やがて美咲は、誰に対しても分け隔てなく接する智也のことを知り、彼に恋心を抱くようになった。
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ある日の夜、美咲は自分の思いについて考え込んでいた。
すると、美咲の携帯が鳴って、咄嗟に出ると智也の声がした。
美咲がビックリするのも束の間、ランニングで近くを通りかかったと照れながら智也が呟いた。
窓から顔を覗かせるとほんとうに智也の姿が見えた。
智也は美咲に会いに来てくれたのだった。
「美咲、今日は練習中に君の応援が励みだよ。ありがとう」と、智也は頬を赤らめた美咲に微笑んで言った。
美咲は、智也の優しい言葉に胸がキュンとなった。そして、智也に自分の気持ちを打ち明ける勇気を持った。
「智也くん、私、あなたのことが好き。でも、私はただの平凡な女子高生で、あなたは生徒会長で、距離がありすぎる気がして…」と、美咲は照れながら言った。
智也は、美咲を見つめ、ゆっくりと彼女に近づいていた。
「美咲、俺も君のことが好きだ。距離があっても、それを超えることはできると思う。だから、俺と一緒に、君と向き合っていこう」と、智也は優しく美咲に言った。
美咲は、智也の手を取り、笑顔で納得した。ふたりは、距離を越えて、恋をすることになった。
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季節は智也を大学生にした。
美咲は卒業式に泣きじゃくって、智也をたくさん困らせた。
でもそんな美咲が可愛くて、智也はちから強く美咲を抱きしめていた。
美咲は初めて心を許した智也に妹のように甘えた。
智也はそんな美咲を可愛くおもいながら、許して甘えさせた。
美咲は、毎日のように恋人になった智也に話しかけていた。
美咲にとって智也は、かっこいいお兄ちゃんであり、憧れの存在だった。
智也は、美咲のかわいらしい質問に微笑みながら、「今日は大学の図書館で友達と勉強してたよ」と答えた。
「私も一緒に行きたいなぁ」と、美咲は智也と一緒に大学生活を過ごすことを夢見て、憧れていた。
ある日、美咲は智也が学外活動でテニス部に入っていることを知った。
美咲は智也と一緒にテニスをすることで、ますます智也に恋心と憧れを抱くようになっていた。
美咲は智也がテニス部の大会に出場することを知り、応援に行くことにした。
美咲はぜんりょくで誰よりも智也を応援した。
試合が終わり、智也が美咲のところに来た。
美咲は、智也に自分の気持ちを伝える勇気を振り絞った。
「智也、私… あなたが好きです。でも、私は全然ダメで、智也は人気ものだから、、その、ダメで」と、美咲は泣きながら言った。
智也は涙を溢れさせた美咲を抱きしめ、「ダメなもんか、俺も美咲が好きだよ。これからもずっと、ね。」と美咲の耳元で優しく告げた。




