あとがき、のようなもの
本日、2話目の投稿です。
お手数ですがひとつ前が最終話となりますので、どうぞよろしくお願いします。
こんばんは、昼咲です。
ちょうど午前2時、先ほど最終話を書き終えて予約しました。
仕上げるのに4〜5時間ぐらいかかりました。
こんなに最後の話に時間がかかったのは、100%名前のせいです。
決めていた名前を念のため、と最後にネットで意味を確認したところ、「なんか違ってるんですけど?」となり、そこから探し始めてようやくなんとかなったのが1時頃。
ネットが必ずしも正解とは限りませんが、一冊の本だけを頼りにするのは危険だな、と感じた次第です。
辞書なら間違いないのでしょうが、さすがに自宅に各言語の辞書はありません(涙)
この作品の名前について、あちこちの言葉が混ざっててぐちゃぐちゃだな、と思った方もいるでしょうが、これは仕様です。
一番はわたしが外国語に詳しくないこと、いちいち調べるのが(しかもよく分かってもいないのに)面倒なことが理由ですが、それ以外にも理由はあります。
まず、まんま地球と同じじゃなくてもよくない?という事。
そして、今回の話の世界に限らず、他の話でもわたしの描く異世界というのは、人種も言語もかなりごちゃ混ぜです。
今回のは混ざってないほう。
地球から大勢招いた結果、地球由来のものがあちこちでぐちゃぐちゃに混ざり合ってる世界、というのがわたしの書く基本の異世界だったりします。
なので、言葉がそのまんま訳できないのも、複数言語混ざってるっぽいのもわざとです。
昔読んだSF小説で、未来感を出すために登場人物の名前が現代のものからちょっとひねった感じになってるものがありました。
正直めっちゃ読みにくかった。
アホなんじゃないかと思った。
でも、むしろ変化がないほうがおかしいよな、と考えさせられた話でもありました。
何が言いたいかというと、読みにくいし言語に詳しい人にはイラっとくると思う、でもごめん!
そう、それが言いたかった。
また、当初この話を書き始めたときは、こんなに長くなる予定ではありませんでした。
毎日更新とかバカなことを始めたものだ、と日付が変わってもゼロ文字だったり仕上がっていなかったりする度に思ったものです。
まれに早く仕上がると予約を間違いますし。
でもなんとか最後まで書くことができたのは、お読みくださっている皆様のおかげです。
わたしは以前、『応援があれば書ける』って羨ましいな、と思っておりました。
同じ作家仲間の皆様や、読んで感想をくださった皆様のお言葉はとてもありがたいのですが、わたしは完結したものを投稿するスタイルだったため、自分の次の作品を誰かが待ってくれている、と考えた事はなかったのです。
ですが、毎日連載をやっていると、毎日、必ず読んでくださる方がいるのです。
読んでくれている。
誰かが、必ず待って読んでくれている。
それが、本当に力になりました。
こんな何考えて書いてるか分からない、最初のほうとか酒飲んでゲームやってクダ巻いてるだけの話。
ええそうです。
この話は本当に管を巻いていると言っても間違いではない話なのです。
なぜなら作者は大体酔ってるから。
こんな頭の悪い好き勝手書いてる話を、なぜか分からないけれど我慢強く読んでくださっている。
嬉しかったです。
毎日のように12時過ぎても出来上がっていない話を前に、それでも書こう、書きたいといつもいつも、本当に思っていました。
本当に、本当にありがとうございます。
毎日連載をやってみて、ようやくわかったことがいっぱいありました。
読んでくれる人たちのために、楽しんでもらうために書こうと本気で思うようになりました。
長い話を書いていると、途中で自分でも訳が分からなくなってきます。
乙女ゲームの元となっているのか、乙女ゲームが元の世界なのか。
鶏が先か卵が先か、みたいな状況で混乱したりもしました。
また、作中で主人公がナマコとガンガゼにトラウマがある、と書いている部分がありますが、なろうの作家様である『ただのぎょー』様と『うに』様に対して、何か思うところがあるわけではありません。
海が怖い。
その感情を書くとき、あれはどうしても外せなかったのです。
作者は幼少時、ナマコとガンガゼにトラウマを植え付けられております。
想像してみてください。
どこまでも青い美しい空。
光り輝く太陽と世界。
足元には白い砂浜と透き通る海。
あなたは今、浮き輪でぷかぷか波に浮かんでいます。
その足元には、たくさんの大きな灰色のナマコと、大小様々なガンガゼ。
ちなみにガンガゼは毒があります。刺さったら痛いです。
浮いてるから平気?
甘いな。
そこかしこに点在する岩場にはガンガゼが隠れ潜んでおります。
浮き輪が流されてそのそばに行こうもんなら大変なことに。マジパニックになるからね(経験者)。
そんなトラウマ持ちのわたしは、面白いと噂は聞いていてもナマコが出てくるというだけでただのぎょー様の小説が読めませんでした。
正確には、頑張って読んでみたけど無理だった。
海には様々な恐怖があります。
電気クラゲにジョーズにオニヒトデ。遠浅の海とか油断してると気がついたら洒落にならない事になりそうです。
今回、わたしは自分の分かりやすいトラウマを作品の中に書きましたが、やっぱりやめておくべきだったかな、とも思いました。
反省点が多くあった作品ですが、少しでも皆様の楽しみや何かの慰めになったならいいな、と思います。
クズ多めのアホな話でしたが、「クズ(作者)とクズ(主人公)によるクズ(2人)のための話」を目指し、主人公のダメさとクズっぷりには手を抜かなかったつもりです。
こんなにダメでも生きてていいと思う。
どうしようもないやつだけど世界にはちゃんと居場所がある。
周りは「迷惑」っていいながらちゃんと受け入れてくれる。
そんな感じで。
フィリアですら、頑張って生きてくうちに、彼女を幸せにしたいというスパダリや、これもううちの子だから前とか関係ないし幸せにするし、という土地神様・天津神様・国津神様から呪いを解いてもらえるかもしれません。
ざっくり削ってますが、彼女は匣の中で普通に酷い目にあってますので。
最後、ミリアムはあれだけダメでアホでクズでも神となりました。
いいんです、きっと。
愛すべき駄女神として、仕事に追われてたまにストレスで悲鳴を上げながら、周りにワガママ言って怒鳴られつつ、巧みに仕事を押し付けては押し付け返され、口汚なく誰かを罵っているでしょう。
そんなものにわたしはなり……たくはないな。
すげえ、昼咲さん超仕事できるカッコイイー!
とか言われてみたい。それが本音。
人として生まれたからにはできるヤツになってみたい……(涙)
まあともかくそんなわけで。
感想欄はずっとではありませんが、しばらく開けております。
次の小説を書き出すと、前のものと違う世界にはまり込んでいるので、なんで書いたかとかその時の気持ちが思い出せない事が多いのです。
そして、書きたいものがたくさんあるので、返信できるかは自信がありません。
でも何かあれば、好きなように素直な気持ちを書いてくださればと思います。
もちろん、「アホか!」でも、「ふざけ過ぎ!」でも大丈夫です。
この話にそれは割と褒め言葉だったりします。
最後になりましたが、もう一度皆様にお礼を申し上げて、締めとさせていただきたいと思います。
お読みいただき、本当に本当にありがとうございます。
皆様にたくさんの良い出会いと幸運が訪れるよう、心からお祈り申し上げます。
昼咲月見草
※ 2022年11月12日、少し早いですが感想欄を閉じさせていただきました。
感想を下さった皆様、本当にありがとうございました。
ありがとうございました!!




