伝説のヒュドラ?
私はダンジョンに潜っていた。私の後ろには純くんがいる、私はステータスが高いから大丈夫だが、純くんはステータスが低いのでいつ死んでもおかしくないはずなのになぜあんなにぼーっとしていられるのだろうか、
そもそもこのダンジョンには遠距離攻撃をしてくる敵もいる。なのに飛んできたそれらを純くんは変な声を出しながらであるが全て避けるのである。
そこで私は思った。
`純くんは何者なんだろう?´
そんなことを考えながら私達はドレスティア三十階層を歩いていた。
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時は少し進み、ジュンが転移トラップで転移したときに移る。
私は蜘蛛の突進をくらいまだ壁の近くにいた。そして蜘蛛と一緒に魔法陣で消えていった純くんのことを考えていた。
`え、、なに、今の?急に地面から光が出てきて、純くんと蜘蛛が、消えた?’
急いで連れの騎士たちのところへ行き、今のがなんであったのかを聞いた私は呆然とした。騎士が話した内容はこうだった。
「今のは、転移トラップでして、確か四十一階層より下へ飛ばされるものだったはずです」
`え、、四十一階層より下?あの、上の階層に戻れなくなるという?´
私は恐る恐る騎士たちに聞いた
「じゃあ純くんも、、、」
「えぇ、、恐らくは助からないでしょう」
「・・・」
私は呆然とした状態で騎士達と共に城に帰った。
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その頃と、うのジュンといえば......
`完璧だね!´
『上出来ですねぇ〜』
一緒に転移された蜘蛛を右ストレートで粉砕した直後であった。
`ここは何階層かな?できれば100階層ぐらいにとばされてたらいいけど。´
『ちょうど100階層のようですねぇ〜』
`運がいいね!´
そして次の階層へとあるき出すのであった。
襲ってくる敵を瞬時に粉砕しながら。
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半日ほど時間がたち、ジュン達は早くも二百階層にまで来ていた。
それも一度来たことがあるので最短ルートを知っていることと、敵が襲ってきてもすぐさま粉砕してしまうので足を止めることがないのである。
`ヒュドラってどんな感じなんだろ?´
『想像通りだとおもいますよ?』
そして二百階層のヒュドラがいるであろう扉を開けた。
そして僕たちは......
「へ?」 『へ?』
同時にそんなマヌケな声を上げた。
それも仕方がないことだろう。
なぜならそこには禍々しいオーラを放つ八首のヒュドラではなく。
もふもふであろう何かの毛皮に抱きつきながらすやすや眠る美少女がいたのである。
たっぷり数十秒動きが停止したあと。ようやく再起動した僕はリシアに訪ねた。
`あれがヒュドラとは言わないよね?´
『できれば言いたくないですね』
`ということはやっぱり...´
『とりあえず起こして事情聴取と行きましょう』
`そうだね...´
僕がその美少女を起こそうと近づいたとき。
「うおっ!?」
と、変な声をあげながら急に起き上がった。
そして...
「我の親友であるリシアの魂を感じた!どこにいるんだリシアー!」
と、言い出した。
僕がどうすればいいかわからずその場で立っていると。
ようやく僕に気づいたのか声をかけてきた。
「何!このドレスティア迷宮の二百層に人だと?それに貴様からリシアの魂を感じるぞ!」
僕がどう答えればいいかわからずにいると
『実体化しますね、そのほうが楽そうなので』
`頼んだ´
僕の隣に人間状態のリシアが現れた。
「久々に自分で動くことができます」
そういいながら伸びをする姿を見れば誰も世界最強の竜とは思はないだろう。
リシアを見て美少女は、
「おお!リシアではないか!こやつから出てきたということはこやつがおぬしが言っていたジュン・アレスティアか!それにしてもなぜこの世界におるんじゃ?」
その問にリシアが答える。
「ヤツさん実はですねぇ〜違う世界に転生したのにこの世界に異界召喚に巻き込まれて召喚されたんですよ」
「なんと、そんなことがあったのか。そのようなことが起きるとは世の中本当に面白い」
そうやって二人、、、二頭は会話の世界に入っていくのであった...
竜は何千年と生きるのでただの会話でも半日はするかもしれないです。