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転生した最強が元の世界に召喚され...  作者: 旅人のじゅん
召喚された世界が...
3/20

あれからはやくも.....

`僕達がアレクソリティアのアケストリアティ城に召喚されてから早くも三年´


『嘘言わないで下さい、まだ1ヶ月もたってないですよ』


`ちょっと言ってみたかっただけじゃないか´


『そうですか』


相変わらず脳内でリシアとそんな会話をしているジュンだが、実際は自分が死にそうなぐらいの傷んわざと敵からをうけ、変なダサい声をあげながら雑魚敵を倒すということを行っている。


`改めて考えると結構難しいね、これは´


『そうですねぇ~、力をいくらセーブしたところであなたならここらへんの魔物は瞬殺ですからねぇ~』


`強すぎるってのも考えようだね´


『それならアケストリアティ城を抜け出しちゃえばいいじゃないですか』


`そんなことしたらつまんないじゃないか、それに金井さんもいるしね´


『確かにそこは由々しき問題ですねぇ〜』


`まあもうちょっとこのまま様子を見てみよう´


『そうなりますよねぇ〜』


なぜか最近リシアが不機嫌そうな気がする。まあ自分の体に魂が入っているので感覚的にそう思うだけだが。

僕が何かしただろうか?

考えてもわかりそうもないか、こういうのは本人に聞くのが一番だろう

`どうしたの?なんか最近不機嫌そうだね´


『そんな大事なことでは無いですがせっかく魔物のいない世界から魔物がうじゃうじゃいる世界に来たんですから私もたまには実体化したいなーと思いまして』


`確かにそうだね、そういえばリシアが実体化してもこの脳内会話はできるの?´


『世界間で離れていてもできますよ』


`せ、世界間でもできるんだ´


離れていてもできるのはわかるがまさか世界間までとは思はなかった。


『できますよぉ〜、なにせ私の魂があなたにあるんですよ?』


`確かにそう考えればできる気がしてきたな´


『まあ今はとりあえず明日のダンジョンのこと考えましょうよ』


そう、明日はダンジョンに行かねばならないのである。

金井さんは順調に魔物を倒してステータスを上げているし能力もだんだん覚えている。しかし、明日行く無限迷宮ドレスティアではきっと四十階層も行けないだろう。

ちなみにこのダンジョンの人間の最高到達点は四十階層と言われているが四十階層より下の四十一階層からは、上の階に戻ることができなくなり、更には最下層である二百層には今はジュンの話し相手になっているリシアがいたのである。

だから金井さんは四十階層より下は行かないだろうが、僕はよくわからない状態である。なぜなら最近王様たちが何やら話をしていることがあるのだ、その内容は、雑魚を演じている僕の処分をどうするかのようだ。


『あの人たち死にたいんですかね。私達最強二人組に喧嘩を売るとは』


`まあ騙してるのは僕たちだけどね´


そしていろいろ城で調べた結果、僕とリシアが死んでから百年以上たっていることがわかったのである。


`ドレスティアのボスがリシアだったのにそれがここにいるってことはボスはいないのかな?´


『あのダンジョンのボスは今私の知り合いである八首のヒュドラさんに変わってもらってます』


`へぇ〜、そうなんだ´


とても驚いた、ずっとドレスティアの最下層にいたからてっきり友達はいないのかと


『いまとても失礼なこと考えませんでしたか?』


`きのせいじゃない?´


『ならいいですけど』


`そういえばヒュドラってあの?´


『そうですねぇ〜、大体想像してるのであってると思いますよ』


そうなのか、あの遠い昔に文明を破壊した伝説と呼ばれているヒュドラさんなのか。


`まあ何はともあれダンジョンで城の誰かに何かされるかもしれないからしっかりハマってあげないとね!´


『そうすればヒュドラさんに会えるかもしれないですしねぇ〜』


`できれば死んだと思われるようなことがいいなぁ〜。そうすれば金井さんが死というものをより深く理解できるかもしれないからね´


『そうすれば一石二鳥ですね』


`そうそう´


そんなことを考えながら周りからはギリギリ魔物を倒したように見せながら、自分の部屋へ戻るのである。


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私の名前は金井 愛璃、現在私は異世界に勇者として召喚されていた。

最初はとても驚いた。

しかし、私に巻き込まれてしまったのであろう友達の金斬 純が私より明らかにステータスが低いこと、毎日練習でも全然できないことで、純はこれからどうするのだろうか、どうすればいいのだろうかと迷っている。そして明日は初めてダンジョンに行く。それも私だけでなく純くんもだ私のステータスならなんとかなるかもしれないが、純くんのステータスでは死んでしまうかもしれない。そんなことで頭がいっぱいだった。

しかし、そのことを純くんに話して帰ってきた言葉は私を呆然とさせるには足りる言葉であった。


「別に気にしなくてもいいよぉ〜、そんなんで死ぬんだったら僕はそこまでの人間だったってことだし、金井さんが何か思うことは無いよぉ〜」


そんなことを間抜けた声で行ったのである。

私にはわからなかった。

自分が死ぬかもしれないのになぜそんなに呑気でいられるのかと。

そんなことを考えながら。私は、明日のダンジョンのために深い眠りにつくのである。

ダンジョン攻略一体どうなるのでしょうか

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