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転生した最強が元の世界に召喚され...  作者: 旅人のじゅん
召喚された世界が...
1/20

暇すぎる世界

`僕は今、とても悩んでいる。


 そう、とても悩んでいるんだ。


 それは何か、


 それは.......


 暇すぎる!!’


『はぁ〜、長々と意味ありげな間をとっておいての答えがそれですか』


頭の中から声が帰ってくる。


`これはとても重大なことなんだぞ!!’


『はぁ〜、それのいったいどこが重大なことなんです?平和なのはいいことではないですか』


`確かにそのとおりだ、毎日毎日魔物を倒していたあの頃に比べたらね。だけど転生してから早くも十六年、ここまで何もなきゃ流石に自分の持ってるスキルを使いたくなるってもんだろ?’


『まあ確かに私もたまには実体化して自分で動いたりしてみたいですけどスキルは別に使いたいとは思いませんねぇ〜』


`お前は竜じゃないか、竜は何千年といきるから十六年なんて些細なことだろうがこっちは人生の約六分の一なんだぞ?お前と比べないでくれ......’


『そういえば人間は寿命短いんでしたねぇ〜』


`だめだ、こればっかりはどうしようもないか...はぁ〜’


『そうですねぇ〜』


脳内でそんな他愛ない話をしている二人?

一人と一頭?は元はアレクソリティと呼ばれる世界で最強と言われた人間であるジュン・アレスティアと、同じくその世界で最強と言われたドラゴン...竜であるリシアである。

なぜこんなことになっているかというと、

アレクソリティアで強さの頂点を目指したジュン・アレスティア...ジュンが、最強であるリシアを倒し、自分が強さの頂点をとろうとするのだが、リシアはやはり強く、最終的にはリシアは瀕死、ジュンは死ぬのである。

しかし、人間であるにも関わらず自分と同じ程の強さを持っていたので、最強であり戦いという戦いが無く日常に暇を感じていたリシアはとても気に入り、リシア特製の魔法【転生魔法】で、能力ステータスそのままに別の世界に転生させたのだ。

そしてリシアは自分の魂をジュンの転生後の体にいれて、五感をある程度共有して会話を脳内でできるようにした。魂だけといっても実体化できないわけでは無いので、実体化すればいいのだが、ジュンが転生した世界では良くも悪くも魔物が一切いなく、竜はおとぎ話に出てくるような存在であり実体化したら大変な騒ぎになるのがわかるので、しようにもできないのである。それに魔物もいないので人間はとても弱く、能力を使うこともできないのである。そのような状態なので、一人と一頭は今とても暇なのである。

そして今はジュンが通っている学校の休み時間である。


`何か起きないかねぇ〜’


『そうですねぇ〜、竜とか出ないですかねぇ〜』


`流石にそれはやめてほしいかな?’


いつものように椅子に座り机に頬杖をついてそんな会話をしていると、クラスメイトの一人である金井 愛璃かねいあいりから声をかけられた


「相変わらずボーっとしてるね」


`なんだと!これでも真剣に考えているんだぞ’


「まあねぇ〜、ここまで平和だとねぇ〜」


こんな口調で誰が真剣なのであろうか


「純くんは戦争でもおきてほしいってこと?」

金井さんはそんなことを返してくる

ちなみにこの世界でのジュンの名前は

金斬 純かなぎりじゅんである。しかしジュンのステータスにはジュン・アレスティアと出ているが。


`それじゃまるで僕がバカなやつみたいじゃないか’


「いやぁ〜、そこまではいかないけど何か刺激がほしいなとね」


「まあ確かに暇だよね」


「何か面白いこと起きないかなぁ〜」


「そうだねぇ〜」


(キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン)


`まあ、そんなこと起きそうもないけど’


        ・・・

今僕は下校している、金井さんと一緒にだ。

それは住んでいるところが近いからである。


「それにしても純くんはいつもボーっとしてるのに頭の回転はやいよね、なんであんなにはやいの?」


僕は心の中で答える

`それはね、転生前の能力で比較的怪しまれずにこの世界で使える知覚速度を上げる能力である【光覚】を使ってるからだよ’

そんなことはもちろん言えるわけ無く適当な返事をする


「なんでだろうねぇ〜」


そんな会話をしていたら急に僕たちの周りをとてつもない魔力が渦巻いているのを感じた。

それだけならそこまで驚くことはない、

しかし、この世界の大気中には魔法を行使するのに必要である魔力が存在しないのだ。

そんな世界の人間だから、転生した僕以外は体内にある魔力がとても少ない。

なのでここまでの魔力があることはおかしい


「ッ...!」


僕が唐突に息をのんで真剣な表情をとったので金井さんが何事かと聞いてくる。


「純くん、どうしたの.....ッ!」


そしてそれは唐突に僕たちの足元に現れた。

それを見た金井さんが


「これ、魔法陣?」


そう、唐突に僕たちの足元に現れたそれが魔法を使う上で慣れ親しんだ魔法陣のそれなのである。


「なん、で!?魔法陣が!?」


そして魔法陣からとてつもない光が放出された。



旅人のじゅん(たびびとのじゅん)です。

初めて書いてみたので上手くかけてないかもしれませんが読んでくれたならとても嬉しいです。

投稿日は不定期になるでしょうが書いていきます。

よろしくお願いします!!

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