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そしてその夜ーー
「ねぇ、どうだって?行ってもいいって?」
空羅がキラキラした目を向けて俺の布団によじ登って来た。
「いや、まだ分からないけど行ける可能性はありそうだよ。」
「やったーーー!!!明日から人間界だ〜!」
「いや、明日は無理かな。明日もう一度雲神さんのところに来るように言われてる。お前もだ。」
「うえー面倒臭いね…」
「人間界行きたいなら説得するしかないんだよ。俺はまだ反対してるからな。」
「やだーーーいくーーーー」
「雲神さんにダメって言わせるからな!もう今日は寝ろ寝ろ〜」
「えー、まだ眠くない〜」
「俺は眠いから寝る。そして、自分の布団に戻れ。」
そう言って峡夜は電気を消した。
「おやすみ〜」
空羅も自分の布団に戻り、蕨を布団の中に入れた。
「蕨、人間界楽しみだね、ふふふ」
「わふっ」
「蕨も絶対連れてくからね。」
「わふっ」
「向こうで何しようか。」
「わふっ」
「そうだな〜俺はね…」
「いや、うるせーーーよ、早く寝ろよ」
「わーー!峡夜が怒った〜…ごめん〜」
「わふっ」
「蕨も黙れ〜もう寝ろよ」
「きゅーーん」
そんな話をしながら気が付けば三人とも眠りについていた。




