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偽善者の語り部  作者: テト
13/26

第9話 貴方は誰?私?私はね

主人公の説明補足に兼ねたお話です。大分短いお話ですが次のお話は長めに作る予定です。ご了承お願い致しますm(_ _)m

おはよう皆さん、こんにちは皆さん、はたまた

こんばんは皆さん、現在語り部という名の放浪屋

古瀬尊でございます。私は現在どこか大きな街に行こうかと絶賛人気のない道を行軍中です。行軍してるのに一人なの?と思ったそこの貴方。仕方ないじゃないか!!!私はコミ症気味なんだよ!!!旅は誰かと一緒なんてレベル高すぎるわ!!




な〜んて私はこの時はそう思っていました。

この夜に起きる出来事で私の旅に仲間が出来るなんてつゆ知らず。




その日の夜




私はとりあえず夜はたとえ人が通る道とはいえ一人で進むのは自殺行為だと判断し道の少し外れで野宿をしようと決めました。焚き火をし適当に携帯食や店で買ったフルーツを食べている。そんな時、音が聞こえました。



くるるる〜




「ん?なんだ今の音?」





くるるる〜 くるるる〜






「なんだよ、音が増えてるぞ?」


ミコトはだんだん音が増えそして近づいてきている事にも気づきましたが、如何せん今は夜の暗闇の中を照らすのは焚き火だけ。何がいるのかわかりません。


そんな時


がさ



「!?」



ミコトの真後ろにある茂みから物音がしました。


くそ・・・いつの間に後ろに。


ミコトは荷物を漁りその中から携帯用松明を取り出し焚き火で火をつけそれを武器の様に構えゆっくりと茂みに近づいて行きました。


すると




「貴方は誰?」



いやこっちが聞きたい。

ミコトが茂みに松明を近づけるとそこには二人の子供がいました。女の子と男の子若干女の子の方が年上に見えるそして二人はどちらも見た目は日本人の様な

顔立ちをしていました。

ミコトはこの二人に聞きたい事は山程出来たけどとりあえず、一言言いました。



「私?私はね、語り部だよ。」




****




古瀬尊(コセ ミコト)はコミ症気味、私は最初にそう話しましたね。私?私はまあいつか現れる人物ですよ。

今はただ語ったているだけです。ちょっと今から彼の人間性について幾つか語っておこうと思い介入させてもらう、悪く思わないでくれ(ふふ)。



いや失敬では語りを再開しよう。彼は初めて会う人

久々に出会う人、そんな人たちとは目も合わす事も

ロレツが回らずうまく話す事が出来なくなる愚か者だ。



なんで愚か者って言うかって?だって彼はただ周りに怯えているだけなんだもの。だからこそ、自分の語りの世界に入った彼はどんな状況であれありえないほど饒舌に物語を語っていくいわば天才だ。私はちょっと嫉妬しちゃう程のね。そして本人はそれに気づいていない。だからこその愚か者さ。



そして彼は偽善者でもある。彼は自分は嫌な人間だ、周りの人間よりも数段劣っていて自分の存在する意味さえ理解しきれていない。いわば人生の目標のない人間ってやつだね。そんな彼は困った人を見捨てられない。普段は自分はそういうのは無理です、バイバーイな人なのに困っている人を見かけると、いつの間にかその人の手助けをしている。そんな自分を見て自身が己は都合がいい時だけ助けることで偽善者なんだと思っている。愚かだ実に愚かだ、だからこそ私は思うだろうね、彼が偽善者というなら、善者とはどれだけの

聖者なんだろうねってね。









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