よくある八十二話 捜索と鎧
何とか更新出来ました……。
畜生、英語なんてなければいいのに……。
「おーい、ネビュー、いたら返事をしろー。」
「ネビューさーん、どこですかー?」
あれから三十分、メルンと一緒に修業場所の周りでネビューを探しているが一向に見つからない。まさかマジで遭難したのか?それともまだ逃げてるのか?
「ネビューさん居ませんね……、本当にどこへいったんでしょう……。まさかもうシンさんの家に帰ってるのかも……、」
「メルン、それはない。」
「どうしてですか?」
「逃げた先が家の方向とは逆だったからだ。」
「あ、そうでしたね……。」
回り込んで帰る可能性もないな、多分。
そう思っていると、
ガサッ
という音が後ろの草むらからした。
「!!!?」
メルンが慌てて俺に抱きついてきた。
「落ち着けメルン、身動きが取れん。」
「あっ、すみません……。///」
そう言ってメルンは恥ずかしそうに離れた。
ともかく誰がいるんだ?この辺りにいる動物はほとんど夜行性だし、こんな時間には出てこないはず。ならネビューか?
………………動物の可能性の方が高いな。
「メルン、ちょっと後ろに下がってろ。」
「は、はい。」
俺はメルンを後ろに下げて戦闘体勢に入った。あんまりデカイやつは来んなよ……。
そう思いながら草むらにいる何かを待っていたが一向に出てこない。
「…………?」
俺は気になって草むらの中を見ると、
血まみれでゴツい鎧を着た兵士がうつ伏せで倒れていた。
「!!!!!?」
なんでここで兵士が倒れているんだ!?なんでこんなに血まみれなんだ!?しかもまだ死んで間もないみたいだ……。おそらくさっきの音はこいつが出した音なんだろうな……。
「な、何があったん……、うわぁ……。」
メルンは死体を見て口を手で押さえた。まぁグロいもんな血まみれの鎧って。
「ど、どうして……?」
「ともかくこの鎧を外そう。何か解るかも知れない。」
そう言って俺は兵士の鎧を脱がし始めた。見たところ若い男みたいだ。20代前半くらいか?
……………どうやら武器を持っていないみたいだ。持っていないとなるとこの男は術師かそれとも武器系魔法を使える戦士なのか、それとも殺された相手に武器を奪われたか……。やはり奪われた可能性の方が高いな。見たところ鞘らしき物があるみたいだし。しかしなぜ殺したやつは武器を奪ったんだ?
………………やっぱり魔法で殺られてるみたいだな……。属性は『風』だな……。そしてなぜか肉体だけ切り刻まれている。鎧や鎧の中に着ていた服は無傷だった。鎧などの防具を通り抜けられる魔法で殺られたのか?だとしたら、こいつを殺ったのは相当腕の良い術師だな……。おそらくライドクラスだろうな……。
それにこの鎧……、王様を殺した時にチョロっと見た護衛部隊の鎧とは全然違う形をしている……。教科書に載っているこの国の軍隊の鎧とも違う。そもそもあの鎧は軍隊の広報用に作られていて普段の軍隊では全然使われていないってユーが言っていた。流石は王族出身だなって感心した瞬間だったな……。
「シンさん……、どうかしました?」
「メルン、この鎧を見たことがあるか?」
「いえ、全然見たことのない鎧です……。」
「やっぱりか……。」
「?どうゆうことですか?」
「メルン、おそらくこの鎧はこの国では使われていない鎧みたいなんだ……。」
「つまり?」
「つまりこの男は、この兵士は……、
この国の住人、つまりこの国の軍隊の兵士じゃない可能性が極めて高いんだ。」
「なんか忘れ去られているような気がする……、シーン!!俺はここにいるぞー!!早く助けに来てくれー!!」
凄い急展開ですみません……。




