よくある七十八話 料理とバカの空腹
修業の予定でしたがなぜがこうなりました……。すみません。
よし、俺ん家についたな。ヤベェ、もう昼頃じゃねぇか……。
「ここがシンさん家ですか……、意外と近かったんですね……。」
「ああ、俺もびっくりしたよ、手紙見たときに。さっさと入ろうぜ。」
「あ、はい!!(ど、どうしよう!!ま、まだ心の準備が……、しかしシンさんは両親の前で告白するつもりなんですね!!凄いです!!)」
一体メルンはさっきから何を考えてるんだ?
「おーいシン、帰ってきたんなら飯作れ!!腹へったぞー!!ん?誰だその子。」
ネビューが窓から叫んだ。うぜぇ……。
「え?し、シンさん、あの人は……?」
「ただのバカだ。」
「ひでぇ!!」
「あの……、シンさんのご両親は……?」
「なんでそんなことを聞く。父さんも母さんも仕事で居ねぇよ。」
「そ、そうなんですか……。(私をご両親へ紹介をするんじゃなかったんですね……。やっぱりそうですか……。期待した私がバカでした……。ですが家が近いことが分かったのは良かったです!!この近さならいつも会いに行けます!!それで好感度を上げましょう!!)」
この子はいつもこうなのか?
「シン~、早く飯を~。」
うぜぇ……。修業を厳しくしようかな?
「分かったよ、ちょっと待ってろ。」
「え?シンさんって料理できるんですか?」
「ああ、ちょっとだけな。」
父さんも母さんもいつも仕事で居ないからいやでもできるようになったんだよな……。前世では友達から「お前って主夫に向いてるよな。」って言われてたけどそこまで上手くはねぇよ……。
「お前って本当チートだよな。」
「うるせぇ、作らねぇぞこら。」
「あ、私も手伝います!!」
「俺はグータラしてるぜ。」
ダメだこいつ、早くなんとかしないと……。
次こそ修業です。




