よくある七十四話 理由と頼み
ネビューが来た理由についての話です。
「ネビュー君、家のシン君がいつもお世話になってます。」
「いや~、こちらこそ。しかしお前の母ちゃん若いな……。」
あのあと母さんが来て、ネビューが母さんに土下座して、母さん情けをかけてしまいネビューを家に入れてしまった。
ってそれよりも、
「ネビュー、色々と聞きたいことが山ほどあるんだが先ずは……、どうやって俺の家の場所を知った?」
「知らなかったけど?」
「ならなぜここに来れた。」
「お前に付いてきたから。」
「何時から付いてきた!!」
「お前が学校を出てから。」
気づかなかった……。って、
「なんで付いてきたんだ!!自分の家に帰れよ!!」
「お、落ち着けよ……。」
「わ、悪かった。いきなり叫んでしまって……。んでなんで自分の家に帰らなかったんだ?つーか補習はどうした。」
「すっぽかした。」
「なにしてんだお前!!」
「大丈夫、大丈夫。」
「なにが!?いや、なんで補習すっぽかして俺ん家に来たんだ!?」
「いや、それがな……、」
「なんだよ……。」
「めんどくさかったんだ、家に帰るのも補習するのも。」
「とっとと学校に戻れえええええええ!!!!そんで補習受けてこおおおおおい!!!!」
ダメだこいつ、早くなんとかしないと……。
「いやだ。」
「拒否権はない、さっさと学校に戻れ。」
「良いじゃないかシン。」
「父さん!?」
「ネビュー君の好きにさせれば良いじゃないか。ネビュー君、好きなだけここに居ても良いぞ。」
「ありがとうございます!!」
「ちょっ、父さん良いのかよ。」
「良いんだよ。どうせ長期休暇が終わってこってりしぼられるのはネビュー君なんだから。」
なら、送り返したほうがいいと思うんだが……。
「とにかく今日の夕飯は四人分作れば良いのね?」
「ああ。」
「シン、そんで頼みがあるんだ。」
「なんだよ、宿題は手伝わねぇぞ。」
「ちっ。」
やらせる気だったな……。
「冗談だ、本題は他にある。」
「なんだよ……。」
ろくなもんじゃないな絶対……。
「俺に魔法の修業をつけてくれ。」
あれ、まともだな……。こいつ本当にネビューか?
「なんか失礼なこと考えてなかったか?」
「別に……。」
シンはネビューのことをダメ人間だと思ってます。
次はネビューの修業ではなくメルンに会いに行きます。




