よくある六十三話 説明と驚きの嵐
実技試験の話、と言うか実技試験でのカミングアウト話です。
「皆さん、今から実技試験の内容を発表しましょう。今回の実技試験は教員との魔法決闘です。」
俺は今、実技試験の説明を実技試験の試験会場で先生方と一緒に聞いている。ちなみに生徒は俺に全く気づいてない。
「審判はピーン先生、審査員はゲイス先生、リュース先生、セルビ先生の三人です。」
あ、ちなみにゲイス先生は俺達1年A組の担任だ。リュース先生は二年の学年主任、セルビ先生は教頭だ。
「他の先生には皆さんの相手をしてもらいます。もちろん生徒のレベルに合わせて魔力を制御しますが簡単にはいきませんよ。」
制御すると言ってもあまりしないらしいがな。
「そしてストッパーには、特別にシン・ジャックルス君です。」
俺は皆に一礼した。すると、
「「「「「え、えええええええええええ!!!!!?」」」」」
案の定皆の驚きの嵐。
「ちょっ、先生!?どうしてシンさんがストッパーなんですか!?」
ユーが先生に驚きながら質問した。
「ああ、シン君は実技試験を免除されたんだ。と言うかシン君と戦える教員がいないんだよ。」
「え!?」
「待って!!ボクは婿殿と戦えます!!だから婿殿とボクを戦わせてください!!」
シャル!!余計なことを言うな!!
「それは無理じゃ。」
「学園長!?」
「シン君と君とでは絶対に試験にならない。もちろんワシや他の先生方もじゃ。」
「そんなことありません!!だって烈火祭の時は……、」
「あれはシン君が手加減してたからあそこまで戦えられたんじゃよ。」
その通りです学園長。俺は確かに手加減してました。
「そうなの!?」
「だから君ではシン君の試験相手にはならないんじゃよ。」
「ならボクの試験相手を婿殿に……、」
「君は特別にワシと戦うことになっているぞ。」
「え!?」
「そうゆうことじゃ、と言うわけでシン君はストッパーをしてもらう。いいかな二人とも?」
「「…………はい。」」
なんか二人とも納得の言ってない顔だな……。
「シン君、所定の位置に付いてくれ。他の先生方もじゃ。」
「「「「「はい。」」」」」
何事もないことを祈ろう……。
次こそは実技試験の話です。




