よくある六十一話 リンの提案と学園長の提案
実技試験直前の話です。
俺達五人は今、食堂で昼飯を食べている。
「う~ん。」
「どうしたリン?」
「いや、ネビューさん、あなたは実技試験の内容を知りたくないんですか?」
「………………確かに。」
「そうですわ。シンさんもそう思うでしょう?」
「確かにそうだが……。」
「そこで!!私が職員室に今から浸入したいと思います!!」
なぜその事を俺達に?普通は内緒にするだろ……。
「協力してもらいたいのか?」
「違いますよネビューさん、共犯者がほしいんですよ♪」
なんだそりゃ……。
「そんなことは絶対にダメですわ!!」
「………………その通り。」
「俺は協力するぜ!!」
ネビューェ……。
「シンさんはどうするんですか?」
「俺は『シン・ジャックルス。今すぐ学園長室まで来るように。』俺?」
俺なんかしでかしたっけ?
「ともかくちょっと行ってくるな。」
「分かりましたわ。」
「………………行ってこい。」
「何やらかしたんだ?」
「はい♪どうせなら実技試験の内容を聞いてきてくださいね♪」
何言ってるんだコイツ……。なんかリンが不真面目になっていく……。ネビューの影響か?
ともかく学園長室まで行くか。
少年移動中………。
学園長室前に着いたぞ。このドア凄くデケェな……。
「失礼します。」
「おお、来たか。」
いつも挨拶の時に『え~』と言ってる老人がいかにもお偉いさんが座ってそうな椅子に座っていた。
「それでどうして俺をここに呼んだんですか?」
「ふむ、実は頼みたいことがあるんじゃ。」
「頼みたいことですか?」
なにか嫌な予感が……。まさか実技試験でまたシャルの相手をしろと!?
「実は君に、実技試験の試験官をやってもらいたいんじゃ。」
なんか事態が俺の想像の斜め上を突き抜けた!!
「なぜ俺が試験官を?」
「君は超巨大な魔力、そしてかなりの魔法技術を持っている。」
「それで?」
「実のところを言うと今回の実技試験は魔法決闘にするんじゃ。」
リン、お前の願いは叶ったぞ。まぁ絶対に言わないがな!!
「だが、君と同じ実力のある教員がいないんじゃよ。」
それは分かるが、
「だからなぜ俺が試験官をやらないといけないんですか?」
「だからといって不参加はダメじゃと先生方が言ってな、そこで君に試験官をしてもらうということになったんじゃ。」
なるほど……、あれ?
「それじゃあシャルも試験官なんですか?」
「シャルドネ君は私が相手になるから別に問題ない。こう見えてもワシは強いからの。」
「なら俺の相手も……、」
「ワシはまだ死にたくない!!」
そこまで俺は強くはないと思うが……。それに俺は人を殺さない。
「まぁそうゆうことじゃ、よろしく頼むぞ。あ、別に君が戦うわけじゃないから安心してくれ。」
よし!!当分は魔法決闘はしたくないからな!!
「とりあえず準備をしてくれ。そろそろ時間じゃからな。」
「分かりました。」
さて、俺は何をするのかな……。
次はシンの試験官としての仕事についての話とみんなの実技試験直前の話その二です。




