よくある六十話 筆記試験後と灰
筆記試験後の話です。
テスト期間中にこの時を待ち望んでいる人はいっぱい居るでしょう。
「魔法学、終了だ!!」
「終わったー。」
最後の魔法学も終わり、筆記試験が終了した。
「………………終わったな。」
「終わりましたね♪」
タイソンとリンか……。
「………………どうだ?できたか?」
「愚問ですよタイソンさん、シンさんは学年首席なんですよ♪きっと筆記試験も一番ですよ。」
「そうとは限りませんわ!!」
なんか自信満々にユーが現れた。
「筆記試験だけはシンさんには負けませんわ!!」
それって他は全て負けてますって言ってるようなもんだぞ……。
「あれ?そう言えばネビューさんは?」
あれ?そう言えばネビューはどこだ?
「教室には居ませんわね。」
「…………………どこに居るん、見つけたぞ。外のベンチに座ってる。」
なぜそんなところに……。
「ともかく行きましょう♪」
「そうですね。」
「………………そうだな。」
「ああ、行こう。」
少年少女移動中…………
ネビューが座ってるベンチまで来たぞ。
「オーイ、ネビュー。どうしてここに………。」
「どうしたんですかシンさ………。」
「リンさんどうされたんで………。」
「……………おい、これ。」
俺達は目の前に居るネビューを見て絶句した。なぜなら、
「「「「ね、ネビューが真っ白になってる!!」」」」
全員でハモった。
「本当に色がなくなってますわ……。」
「………………どうゆう原理なんだ?」
「なんか灰みたいなのも出てますよ。」
なんか久々に見たなこの光景……。
前世でも友達がこんな状態になってるのを何回見たことか……。
「なあ、みんな。」
「なんですか?」
「ネビューのことはほおっとこう。」
その方が元に戻りやすいんだよな……。
「分かりましたわ。」
「分かりました♪」
「……………分かった。」
みんな物わかりが良いな……。
「よし、みんなで昼飯を食いに行こうか。」
「はい。」「実技試験がまだありますが筆記試験の打ち上げをしましょう♪」「………………打ち上げは実技試験が終わってからで良いと思う。」
そう言いながら俺達はネビューをほおって食堂へ向かった。
数分後何事もなかったかのようにネビューがこっちに向かってきた。立ち直り早すぎだろ……。
次は実技試験直前の話です。




