よくある五十五話 逃走と言い分
第四章開始です。
やあ、シン・ジャックルスだよ。烈火祭からもう二週間がたち、期末試験が始まろうとしているこの時、俺は今、
「婿殿待ってええええええ!!」
「待ってくれシン!!俺の愛を受け止めろおおおおおおお!!」
烈火祭の夜に危惧していたことが現実となり、ホモとシャルの二人から逃げています。
ちくしょう!!あれから二週間ずっとこうだよ!!今日はいないけどいつもはあの二人と、シャルのファンと、『BLをこよなく愛するの会』のメンバーがいつも放課後になったらすぐに全速力で追いかけてくるんだよ!!お陰で走力がとても付いたよ……。
「婿殿ーーー!!」
「シンーーー!!」
あいつらの追っかけてくる言い分はこうだ。
シャルは、
「ボクは婿殿の嫁なのに近づいちゃいけないんですか!?」
らしい。
理不尽!!俺はお前を嫁と認めてないし、それにお前の婿になった覚えはない!!
ホモは、
「君が愛する者が近くにいてはいけないのか!?」
帰れ、そして死ね。俺はホモじゃない。こいつだけは今すぐ殺そうかな……。
んで、シャルのファンは
「シャルドネちゃんを奪った罪、その命で償え!!」
奪ってません。婿殿とか嫁とかはあいつの戯言なんでそうゆうことはシャル本人に言ってください。つーかコイツらに最初に会ったときは殺されると思った……。
最後に『BLをこよなく愛するの会』の腐女子たちの言い分は、
「私たちが書くBL漫画を書くために被写体になってください!!」
なんでBL漫画の被写体の依頼が一番まともに聞こえるんだよ……。まぁ拒否るけどな!!だってそんなことして俺がホモってなったらあのホモと同格に思われてしまう!!それだけはやだ!!絶対にやだ!!
「「待てええええええ!!」」
今日も図書室に逃げ込もう……。
次は図書室での話です。




