よくある三十三話 目的と方法
烈火祭開始前の話その一です。
俺が『魔法決闘』の出場者になってしまった。他の競技には出ない、いや、出れないのだ。烈火祭の競技には一人ひとつしか出れないという決まりなのだ。
ちなみにリンは地球で言う徒競走みたいに『飛行』の速さを競う『飛行競走』、ユーは玉入れを『念力』で行う『玉入れ』に出るらしい。って名称変わらないのかよ…。
ネビューとタイソンは二人一組で魔法の美しさを競う『ビューティーマジック』に出るらしい。クラスで『光』と『闇』が魔法属性だったのはネビューとタイソンだけだったのが選ばれた理由らしい。まぁ友達同士だから息もあってそれなりに綺麗な魔法が作れるだろう………。
しかし、
「どうして学年クラス対抗なんだよ…………。」
「落ち込む理由はわかる……。」
学年が上がれば魔法が上手くなるのは当たり前なのに、どうして学年クラス対抗なんだよ!?無理じゃん!!三年生に勝てるわけないじゃん!!
ちなみに俺は今図書室でルナと烈火祭の書類整理を手伝ってる。『黒き光』について教えるついでだ。
ルナに『黒き光』のことを教えたら、
「そんな魔法があったなんて………、今すぐ使って!!」
とても驚いた。そしてお願いされた。
もちろん断ったけどな。
さて、続きを…………、
「シンのようにすることが烈火祭の目的でもあるらしいから……。」
なんかルナから信じられない言葉が発せられた。
「はぁ!?」
どうゆうことだよ!!落ち込ませるのが目的!?
「だって新入生の中には自信過剰な人が必ずしもいるでしょ?」
ネビューが良い例、つーか模範例だな………。
「そんな新入生にこの学園の厳しさを教えさせて、向上心を持ってもらうのが烈火祭の目的ってジャスリーが言ってた。」
そうなのか……。
「けど去年はシャルちゃんが一年生で『魔法決闘』で優勝しちゃって意味が無くなっちゃったけどね……。」
あの格闘少女、そんなことしでかしたのか………。
「今年はシンが優勝するかもね……。」
しねぇよ………、その格闘少女も出んだろ?
「けど可能性はある、『黒き光』を封印しながらも全力で魔力を出せることができればね。」
ん?ちょっと待て、
「それって方法があるってことか?」
「ええ、あるわよ。王族に伝わる方法なんだけど。」
なんでそんなことコアなことまで知ってんだよ………。
フラグです。




