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よくあるチート転生者の魔法学園物語  作者: Rei
第2章 一学年一学期合同宿泊訓練編
32/183

よくある二十四話 話と鈍感

久々にシン以外の視点で書きます。





俺は今、メルンと二人きりでいつもの場所に来ている。

ユーはついてきていない。なぜなら俺があいつがついてこないように夕食の時にユーが「最後の夕食の時くらいは手伝わせてください!!」と言っているところに俺が「黙れ、ネビューと同格のダメ王族。」と言ってやり落ち込ましてやったからな。

つーかネビューと同格って言っただけであれだけ落ち込むのかよ………。どんだけネビューの評価が低いんだよ………。

「あの、シンさん、ユーラインさんはついてきていないですよね?」

ふっ、そんなわけない。

「大丈夫だ。ついてこれないようにしたから。お前も見てただろ?」

「まぁ見てましたけど………。あれだけ落ち込むんですね………。」

言ってやるな、メルン。

「それでメルン、話ってなんなんだ?」

「あ、はい。シンさんに聞きたいことがあるんです。」

なんだ?俺に聞きたいことって。

「シンさんはなんのために強くなったんですか?」

は?

「なんでそんなこと聞くんだ?」

「はい、シンさんはとても強いじゃないですか。」

そりゃチート持ちの転生者だもん。

「でも、シンさんって身分のために強くなってるようには見えないんですよ。身分のことなんて考えていなさそうですし。」

まぁそのとうりなんだけと。

「だから聞いておきたいんですよ。シンさんはなんのために強くなったのかを。」

なんだ、そんなこと聞くんだ。

「簡単だよ。俺が強くなった理由は、



















護るためだ。」

これは昔から変わってない。前世の頃からずっと。

「護るためですか?」

「ああ、そうだ。」

「何を護るためなんですか?」

「全てだよ。」

これも前世の頃から変わらない。全てを護る。これが俺が強くなりたい理由だ。

「全てを護る。俺が護りたい、救いたい、助けたいと思った人、物、動物をいつでもどんなときでもどんなことが起きても護れるように強くなるんだ。」

前世ではそうゆう機会があまりなかったが、この世界では多い。だからこの理由はこの世界に来てからすごくでかくなった。

「そうなんですか………。」

そういえばメルンは奴隷になりたくないために魔法が使えるようになりたかったんだよな………。

「なぁメルン。」

「はい。」

「お前も強くなりたい理由や目的を作れ。」

「え?」

なぜ疑問に思う…………。

「強くなりたい理由や目的があれば自ずと強くなれる。俺もそうだった。だから今から作れ。」

無茶ぶりだけどな…………。

「はい、私は今までずっと奴隷になりたくない一心で魔法が使えるようになりたいと思っていました。でも今からは、誰かを救うために強くなるようにします!!」

おいおい……………。

「俺のパクりじゃねぇか………。」

「すみません!!ですが私がシンさんに救われたように私もシンさんみたいに困っている人を救いたいんです!!」

まぁ俺への憧れからか………。前世でもあったな………。

「まぁいいんじゃね。」

「ありがとうございます!!」












☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




メルンside




もうすぐシンさんと離ればなれになってしまう………。

嫌、もっと魔法を教えてもらいたい。

「よし、そろそろ戻るぞ。」

嫌、これで戻ったらもう二度と会えなくなっちゃう。

勇気を出そう。ここで勇気を出さないと、もう二度と会えないから。

「あの、シンさん!!」

「なんだ?」

ユーラインさんも多分シンさんに恋をしている。私が勝てるかどうかわからない。負ける可能性の方が大きい。でも、諦めたくない。

「あの!!私、シンさ「あっ、忘れてた。」へ?」

まさかシンさんから告白!?

そう思ってたけどシンさんは住所の書かれた紙を渡してくれた。

「それ、俺のシェント学園の住所。手紙を書いてくれない?お前の魔法を随時教えてやるから。」

やっぱり、シンさんは鈍感なんですね………。薄々気づいてましたけど………。

でも、

「はい!!帰ってからすぐに送ります!!」

今はまだこんな関係でもいいかな。

「よし、今度こそ戻るぞ。」

「はい!!シンさん!!」

そう思いながら私達はみんなのいるキャンプ場に戻った。

手紙、どんな風に書けばいいのかな………?













ちなみに戻ったらユーラインさんがまだ落ち込んでました。どれだけショックだったんですか………。












シンの鈍感は絶対に治りません。

告白されるまで恋心に気づきません。しかも最初はドッキリと思うほどです。

次は第二章のエピローグです。

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