よくある二十二話 三日目の朝と超回復
合同宿泊訓練三日目の午前の話です
三日目の朝になった。
「今日の訓練の説明をする!!」
明日は朝にもう学園に帰るので今日が実質最終日なのだ。
「シン・ジャックルス!!前に出ろ!!」
またですか!?
「今度はなんなんですか先生!?」
「シン、お前にはお手本をこいつらに見せてほしいんだ。」
なんのお手本だよ………。
「で、何をすればいいんでしょうか?」
「うむ、今からお前には『雷球』を使ってもらう。」
え?それだけ?
「それだけなら他の人でもよかったんじゃ………。」
「お前は学年首席だろ?」
またその理由からですか………。
「………はい、わかりました。『雷球』!!」
そう俺が唱えると雷の玉が出てきて山のどこかに飛んでいった。
「うむ、ありがとうシン。」
どうして俺が学年首席というだけでこんなことを………。
「それではお前達にはこの系統魔法を使い続けてもらう!!」
は?意味わからん。みんながざわつき始めた。どうやらみんなも同じ意見のようだ。
「静かにしろ!!どうゆうことか説明するぞ!!先程シンはどこかに飛ばしたが、今からやることはその系統魔法を自分の手のひらに止め続けるのだ!!まだこの系統魔法が使えない生徒達は『固定』で代用するんだ!!」
そうゆうことだったんだな………。
「魔法を使い続けるということは魔力を使い続けるということと同じだ。魔力がなくなるまで使い続けろ!!そしたら魔力が必ず上がる!!」
なるほどね、筋トレの超回復と同じ原理なんだな………。
「早速始めろ!!時間は使い続けている生徒がいなくなるまでだ!!」
そう先生が言うとみんなが一斉に魔法を唱え始めた。
「『風球』!!」
あれはリンだな。
「『光球』!!ってどこにいくんだああああ!?」
ネビューは『光球』を止めることができなかったのか『光球』はどこかに飛んでいった。
ネビュー、そういえばお前今回の合同宿泊訓練でいいところが全然ないぞ………。
「……………『闇球』。」
お、タイソンの魔法属性は『闇』なのか……。凄い似合ってるな………。
「『固定』!!」
メルンは『固定』を唱えたな。『固定』は止まる魔法だからネビューみたいなことはしないだろ。
「『火球』!!」
ユーもやり始めたな………。俺もやり始めますか。
「『雷球』。」
さて、誰が最後まで残るかな……。
少年少女魔法使用中(少年魔法制御中)…………。
「それまで!!それまでだ二人とも!!もうやめろ!!昼食の時間になるぞ!!」
あれから残ったのは俺とユーだけだった。リンもタイソンもメルンも頑張ってたが脱落した。ネビューは最後まで魔法の制御ができてなかったため、先生に止められ、しっかり教えられていた。
「早く脱落しなさいよシン。」
嫌だよ。
「お前こそ早く脱落しろよユー。」
ったく王族の魔力は面倒だな……。
「しぶといですわね……。」
「お前こそ……。」
さっきとくたばれ……。
「お前ら………、いい加減にしろおおおおお!!!!」
ボカッ!!ボカッ!!
俺達は先生に物理的に止められ、午前の訓練は終了した。
おのれ、この勝負、いつか決着をつけてやる!!
ちなみに昼食の時もユーとネビューは戦力外通告をされて落ち込んでいた。
実はシンにも負けず嫌いなところがあります。
次は午後の訓練です。




