よくある十八話 修羅場とバラし
修羅場です。
「…………………………………。」
「…………………………………。」
俺は今なぜか怒ってるメルンとユーに挟まれている…………。どうしてこうなったんだ?無言がこんなに苦しいのは初めてだよ………。
「あの、シンさん。」
メルンが喋ってくれた。けど、凄い重いぞ。
「な、なんだよ。」
「この女の人は誰なんですか?」
この女の人って…………。
「私はユーライン・リアス。王族出身ですわ。そうゆうあなたは誰なんですか?」
ユー、なんで王族出身って言うんだよ……。
「へぇ、あなたがあの王族出身最後の一人ですか………。私はメルン・ディアスです。」
メルン、なんで王族出身のユーに物怖じしないんだよ………。
「あなたはシンのなんなんですか?」
どうゆう質問だよ……。
「シンさんに魔法を見てもらっています。あなたもさっき見ていたでしょ?」
え?見てたの?
「ええ……。」
「そうゆうあなたはシンさんのなんなんですか?」
メルン、お前もそれを質問すんのかよ………。
「私はシンに命を救われましたわよ。」
おおおおい!!!!なんで言っちゃってんのおおおお!!!!
「え?」
「ええ、あのときのシンはすごくカッコよ「待て待て待て待て、落ち着けユー!!なんで言おうとしてるんだよ!!秘密にしてほしいって言っただろ!!」……ちっ。」
なんで舌打ち!?つか危ねえ!!もう少しで俺が王様殺したことをバラさせるところだったよ!!
「ふふふ、まぁあなたが知らないシンを私は知ってるんですわ。」
なんで勝ち誇ってるの!?
「シンさん、この女と何があったんですか!?」
言ってたまるか。俺が王様殺したなんて。
「…………………………。」
「ほら見てください。シンはあなたに話したくないらしいですよ。」
ユー、話さないんじゃなくて話せないんだよ!!
「そうなんですかシンさん?」
メルン、なんでちょっと殺気が籠ってるの!?
「いや、俺はそれを話したら絶対に俺に失望するからな。だから話せないんだよ。」
「そんなことありません!!だから話してください!!」
マジかよ………。そこまで聞きたいことなのかよ………。
「いいぜ、話すよ。」
ここで折れないと五月蝿そうだからな……。
少年説明中…………。
「………と言うことだ。まぁ簡潔に言えば俺がこの前あった王族殺害事件を解決した張本人って訳だ。」
俺が他に話したのは『念話紙』のことだけだ。
『黒き光』のことと俺が王様を殺したことは話してない。
カレイ・パリスンを殺したことはユーにも話してないことだからここでは話してない。
「どうだった?」
メルンがうつむいてるな……。当たり前か……。
「か………、」
「か?」
「カッコいいー!!カッコいいですよシンさん!!」
あらら、逆に尊敬の眼差しで見られてるよ……。
「…………フッ。」
ユーは俺が『黒き光』について話さなかったことに嬉しそうだ。
話せるわけないだろ!!世界で一つしかない魔法なんだぞ!!バレたら(主に俺が)大変なことになるんだよ!!
「凄いですシンさん!!」
「あ、ああ、そうか……。」
もっと詳しく聞かれそうだな……。
「全員集合しろ!!昼食休憩は終わりだ!!次の訓練の説明するぞ!!」
ありがとうございます先生!!
「おい、お前ら。戻るぞ。」
「はい!!シンさん!!」「わかりましたわシン。」
「…………………………………。」
「…………………………………。」
おい、にらみ合うなよ二人とも……。
「あなたには負けませんわよ。」
「私こそシンさんは渡しませんよ。」
なに言ってるんだこいつらは………。
そしてこの修羅場をリンに見られてた(聞かれてはいなかった。)ことに俺達は気づかなかった。
どんだけ隠密性高いんだよリン………。
次は午後の訓練です。




