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よくあるチート転生者の魔法学園物語  作者: Rei
第1章 一学年一学期気高い王族編
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よくあるエピローグ 虚偽の結末と墓参り



「しかし、昨日は凄かったな!!」

「………………俺も驚いた。」

「そうだな。」

「私は悔しかったですよ!!あんな大スクープを見逃すなんて!!」

「おいおい…、あれはスクープの中に入るのか!?」

「ユーライン・パリスンさんが王族だったなんて!!何で私は気づかなかったんですか!!」

「「「そっち!?」」」

全員驚いた。


あの事件は表向きは犯人の現国王ベルセーズ・リアスと軍総督のカレイ・パリスンの自殺という形で終了した。

『念話紙』で王の間の会話を放送した人物は誰なのかわからないままになった。ということになっている。

ま、全部俺がユーに「犯人の二人は自殺、ここに俺がいたことは内緒にしてくれ。発表する内容は任せる。」って頼んだからなんだけどね…。

ちなみにユーは身分が王族になるまで女王にならないらしい。それまでこの国は共和制でいくらしい。

「誰なのかな、国中にあの会話を放送したのは?解明できれば大スクープです♪」

それは俺です。

「んなこと気にするより頼みがあるんだ。」

「なんでしょうかネビューさん♪」

ちなみにユーにはもう『黒き光』のことを話した。内緒にしてくれるらしい。

「はい。そのくらいなら、すぐに調べられますよ♪」

「ありがとう!!」

なに頼んでたんだ?

「……………男の宿命。」

「は?」

なんのことだよ……。

「席につけ!!」

お、先生が来たな。

「落ち着いて聞け!!今回の事件で今年の『四国魔法決闘』が中止になった。」

ま、当たり前か……。案の定騒ぎ始めたな……。

「静かに!!」

ユーは欠席か……。何してるんだろ。

「では授業を始める!!」









俺は今、図書室にいる。あ、

「見つけた。」

「あなたは……。」

「お礼を言いに来ました。」

そう、この子にお礼を言いに来たんだ。

「あれは別に大したことじゃない。」

「そんなことはないですよ。ありがとうございました。」

本当に助かったからな……。

「そう……。」

「あの、お名前を聞きたいんですが。」

「ルナ・シンバルよ。」

「ありがとうございます。俺はシン・ジャックルスです。」

「うん……。///じゃあ……。」

そういうとそそくさと何処かに走っていった……。どうしたんだ?顔真っ赤だったけと……。

「ま、いっか。寮に戻ろう。」

そして俺は図書室を出た。









☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



ユーラインside



「お母様……。」

私はお母様の墓参りに来ている。

「お母様の名誉は回復しました。もう『最悪の魔女』じゃあありませんよ。」

いままでのことを報告していた。

「最後に言わないといけないことがあります……。」

このことは絶対に言わないといけませんね。

「私、好きな人ができました。少し生意気な平民出身の人ですけど……。プロポーズみたいな言葉を言われましたわ……。」

「俺のために生きろ!!」か……。プロポーズの言葉には充分ですよね。

「待っててくださいお母様。来年にはその人と一緒に墓参りに来ますからね。」

そうお母様の墓の前で言うと、私は学園へ向かって歩き出した……。










よくあるフラグ回収です。そして新たなフラグも……。

では『黒き光』と王様の魔法を紹介しましょう。


『開放』:『黒き光』を開放するための魔法。


『封印』:『黒き光』を封印するための魔法。


『堕天使』:『黒き光』の防御魔法。黒いぼやけた翼を生やす魔法。それを使って飛ぶことも攻撃もできない。


『魂の奔流』:『黒き光』の攻撃魔法。黒く禍々しい渦状の光線を出す魔法。


『炎爆』:『火』の上級攻撃魔法。周りを爆発させる魔法。水の中でも使える。


『雷炎槍』:『火』と『雷』の融合魔法。雷わ纏った炎の槍を出す魔法。人の三倍の大きさはある。


『雷炎嵐』 :『火』と『雷』と『風』の上級融合魔法。基本三属性の融合魔法は王族しか使えない。雷と炎の混ざった嵐を発生させる魔法。街一個はこれだけで滅ぼせる。

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